No.003 劇団ファイ・カンパニー 大畑ゆかり

文学金魚をサポートしてくださるスポンサーをご紹介します。第三弾は劇団ファイ・カンパニー代表・脚本・演出・俳優の大畑ゆかりさんです。劇団ファイ・カンパニーは東京・神奈川・千葉を中心に年平均4作品の本公演（オリジナル脚本・音楽）を行うほか、さまざまなライブ活動を行っています。公演地や公演場所などの形式にもこだわらず、自由な発想で新しい演劇の姿を探究する演劇集団です。今月8月23日（土）、24（日）日には、千葉県君津市で『第24回 ウィッシュボン プロジェクト公演 ウージェニーの森へ 2014』が上演されます。

 

 

■第24回 ウィッシュボン プロジェクト公演 ウージェニーの森へ 2014■

 2014年8月23日（土）・24日（日） PM 6:30開場 19:00開演（雨天中止）

会場＝松崎進宅ガーデンステージ（君津市戸崎2199）

会費＝大人1500円 高校生500円 中学生以下無料

物語＝φ

脚本・演出＝大畑ゆかり

音楽＝大畑みなみ

振付＝高木千代美

お問い合わせ先

電話　　080-3429-6719（オフィスφ）

メール　skw.matsuzaki.f@nifty.com

制作＝ウィッシュボン プロジェクト

 

 

 

■劇団ファイ・カンパニー代表・脚本・演出・俳優の大畑ゆかりさん■

劇団四季在団中、「ジーザス・クライスト・スーパー・スター」「青い鳥」「この命、誰のもの」他、日生名作劇場、越路吹雪リサイタル等の舞台に出演。退団後、「野々村病院物語Part1」「おしん」「山河燃ゆ」などのテレビドラマ、映画「ひめゆりの塔」に出演。

 

 

91年にウィッシュボンプロジェクトを結成、千葉県木更津市の農家の庭で野外劇を始められました。その頃から、Ｓ.Ｋ.Ｄ（松竹歌劇団s）や昭和音楽芸術学院、日本工学院等の劇団や演劇学校で講師を務められました。

 

96年に劇団ファイ・カンパニーを結成され、現在に至っています。

 

 

 

劇団ファイ・カンパニーの「ファイ（Φ）」はギリシア文字で“21”を表し、21世紀の新しい演劇を作ろうという大畑さんの想いがこめられています。

 

敷居が高いと思われがちな演劇を身近に親しんでもらおうと、チケット代をリーズナブルな価格に設定しています。また、劇場といった場所にこだわらず、お蔵や住宅展示場など様々な場所で上演しています。他にも、身近な場所で演劇をご覧になりたいという方の為にもご自宅で公演を行う出張公演も積極的に行っています。

 

 

本公演以外にも外部団体様との企画や様々な試みを行っており、著名な写真家とのコラボレーションで、お芝居と写真を使った“紙芝居劇「ゼロ幕」”という手法を生み出しました。

そこから、千葉県立君津亀山少年自然の家主催事業「きみかめ　森のナイトシアター」が誕生しました。これは、舞台上に出演する“動く役者”と“声の役者”に分かれて、まるで“動く紙芝居”のようにお芝居が進行するものです。

 

 

また、毎年夏にはウィッシュボンプロジェクトを開催。千葉県の農家の庭を古代ローマの円形劇場のようなすり鉢型の劇場にして公演を行い、地元の方も出演・参加して一緒にお芝居創りを行っています。多くのリピーターが野外劇を楽しんでいます。

 

今夏のウィッシュボンプロジェクトでは、８月23日（土）・24日（日）の２日間、劇団旗揚げ時の公演作品でもあった「ウージェニーの森へ」を上演するそうです。関心のある方は是非、真夏の野外劇を楽しんでみられたらいかがでしょうか。同作品は仏20世紀前半を彩ったコクトー、サティ、シャネル、ピカソ、パブロワ、ピアフの６人をモデルにした人物が登場します。

 

お芝居が観客の思い出としていつまでも心の中に生き続けていくことを願っているそうです。

文・前野裕

 

 

 

 

 

 

 

■ 予測できない天災に備えておきませうね ■