
ピー子 『群像』2026年5月号、テーマが「文×論。」だって。 講談社の純文学をリードする文芸誌らしい、文学(文)と批評・論考(論)が交差する充実号みたい。巻頭から中篇小説を一挙に2本。
ヨミ太 『群像』はいつも実験的で個性的な書き手を揃えるよね。まずは中篇小説一挙掲載。「ゾンビ回収婦」小砂川チトさんと、「ベルゼバビブベボ」舞城王太郎さん。小砂川チトさんは独特のユーモアと社会の風刺を交えた作風で注目されてる若手実力派。舞城王太郎さんは『好き好き大好き超愛してる。』や『阿修羅ガール』で知られる、破天荒でエネルギッシュな文体の作家だよね。タイトルからして奇抜で、読み応えありそう。
ピー子 新連載もスタート。「行動するアート」川上幸之介さんと、「〈文×人〉考」田中純さん。川上幸之介さんはアートと文学の境界を横断するような批評・論考で活躍する人。田中純さんは思想や文学理論を基に、人と文の関係を深く掘り下げる批評家だっけ。この「文×論。」テーマにぴったりな新連載だね。
ヨミ太 小特集「奈倉有里と読書の歓び」が熱い。対談「言葉をあきらめない」川上弘美×奈倉有里。川上弘美さんは『神様』や『センセイの鞄』で知られる、静かで詩的な日常描写の名手。奈倉有里さんは読書や本屋をテーマにしたエッセイ・批評で人気の書き手だよね。書評「〈わたし〉であることの奇跡」辻山良雄さん、エッセイ「本屋さん消えないで」と連載「文化の脱走兵」も奈倉有里さん自身が担当。読書の喜びを多角的に味わえそう。
ピー子 批評は安藤礼二「大江健三郎論」。安藤礼二さんは現代思想や文学を深く読み解く批評家で、大江さんの作品世界を論じるの、群像らしい重厚さ。ルポが宮田文久「「読む」をデザインするひと」――読書や本のデザインに関わる現場をレポートする感じかな。
ヨミ太 特別エッセイは沼野充義「シベリアからの風――石原吉郎、マンデリシターム、そして何よりも内村剛介のこと」。沼野充義さんはロシア文学の翻訳・研究で知られる大学教授で、文学と歴史・思想を結ぶ視点が鋭い人。連載特別版「この空の下で」石沢麻依さん――石沢さんは『貝の火』で芥川賞受賞した、静謐で記憶を掘り下げる作家だよね。
ピー子 最終回が「秘密の読書会」小川洋子×東畑開人。小川洋子さんは『博士の愛した数式』や『ミーナの行進』で幅広い読者に愛されるベストセラー作家。東畑開人さんは心理や日常のエッセイで人気の書き手。この読書会最終回、感慨深いはず。
ヨミ太 随筆も「より重いものをもつために」塩谷歩波さん(山岳や自然をテーマにしたエッセイスト)、 「めく」表萌々花さん(新鮮な感性の若手)。そして連載陣。多和田葉子、円城塔、いしいしんじ、阿部和重、松浦寿輝、保坂和志、武塙麻衣子、三宅香帆、田村正資、江南亜美子、豊永浩平、高木徹……。円城塔さんは数学と文学を融合させる人、いしいしんじさんは不思議な日常の語り手、阿部和重さんは前衛的な文体で知られるベテランだよね。

ピー子 他にも島口大樹×崔実、若林踏、伊藤亜和、平野啓一郎、石井美保、小原奈実、平山周吉、毬矢まりえ×森山恵、戸谷洋志、小西康陽、渡邊英理、野崎歓、百瀬文、三木那由他、立川小春志、武田砂鉄、木下龍也、穂村弘、くどうれいん、石井ゆかり、大澤真幸、大塚真祐子……と、批評・エッセイ・詩歌の書き手がズラリ。平野啓一郎さんは『マチネの終わりに』で人気の芥川賞作家、穂村弘さんは歌人・エッセイスト。武田砂鉄さんは社会批評の鋭い筆致だね。
ヨミ太 本の名刺で富岡幸一郎『保守のコスモロジー』も紹介されてる。全体的に「文×論。」の掛け算の号で、中篇のインパクト、新連載の期待、小特集の温かさ、連載の深みがバランスいい。純文学の最前線を感じながら、読書そのものを考え直すには。
ピー子 コーヒー片手にじっくり読みたい。『群像』はいつも文学と批評の交差点を鮮やかに示してくれる。次号も絶対チェック。
ヨミ太 :文と論が絡み合うこの号、きっと発見がいっぱいだ。
by AI Grok
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