総合文学ウェブ情報誌 文学金魚

私達の故郷は日本語です。金魚屋プレス日本版は、日本語で書かれるあらゆる文学の方向を見極め、私達の精神の行く末を照らす光りを見出そうとするものです。 金魚屋プレス日本版はその光りのすべてを広義の文学と呼びます。

金魚屋プレス日本版代表 齋藤都

公開終了小説
『好色』(第01回)

『好色』(第01回)

ファンタジーやSFとしての時代小説ではなく歴史小説を!。森鴎外『寿阿弥の手紙』で語られた、徳川御三家の一つ水戸家の御用達菓子商人・真志屋の物語が始まる。 詩人にして詩論から小説、俳句・短歌、美術批評に至るまで、あらゆる評 […]
『血みどろ博士』(第01回)

『血みどろ博士』(第01回)

「血みどろ博士は、今日も血みどろだ・・・」。血みどろの姿で部屋の中に立っている博士。いや、彼はほんとうに博士なのか、なぜ血みどろの姿になっているのか。この不可思議な部屋の中には彼一人しかいないのか。それとも・・・。血みど […]
はいから平家(第01回)

はいから平家(第01回)

九州は鬼門だ。自身を世界の中心とする、はいからな鬼たちの暴力的生命が横溢し、日本を、日本語を侵食する。 「ここには携帯電話も出てきませんし、神戸は震災(関西の)以前の姿です。ただ歳月を経て読み返しても、ほとんど手直しすべ […]
『贄の王』(第01回)

『贄の王』(第01回)

古き方々へ捧げる生け贄として育てられた美しい少女・嘉果。彼女の身体に妖しく咲く艶媚孔。嘉果の父であり、世界を支配する璽椰鵡とその腹心の呪師・弦海。しかし世界は変わり始めている。新しき者たちが、古き方々と璽椰鵡の支配を脅か […]
『ぐるぐる』(第01回)

『ぐるぐる』(第01回)

栞の家族は崩壊寸前だった。とっくに夫婦関係は壊れているのに、子供たちのためにと離婚しないで来た父の憲吾と母の俊子。唐突に恋人の志保を家に同居させ始めた兄の優哉。そのうえ栞は大学を卒業して就職したのに、仕事の重圧に耐えきれ […]
『ケータイ小説!』菜穂実(第01回)

『ケータイ小説!』菜穂実(第01回)

「あたしの名は005。てか、まるこ。あだ名だけど」。 まるこは15歳で私立白薔薇学園の中等部3年生。子育てがいちだんらくして、すっかり若返ってしまったギャルママと、白薔薇学園卒業生で、歯学部に進学した優等生の姉がいる。勉 […]
『贋物師―フェイク・マスター』(第01回)

『贋物師―フェイク・マスター』(第01回)

骨董に興味を持ち始めた私は、西麻布にある小さな骨董屋の店主と知り合いになる。店主が持っている勾玉の噂を聞きつけて買いに来た客との会話を、聞くともなく聞いていた私は、「一種の預かり」だから売れないという店主の言葉に興味を抱 […]
『多摩川左岸』(第01回)

『多摩川左岸』(第01回)

二十八歳の貴志は、多摩川に近い私鉄沿線の古ぼけたアパートで、二十五歳の由美と同棲していた。不眠症で悩む貴志がまれに訪れる眠りに身体を委ねていた土曜日の朝に、由美が「お買い物いってくるからね」と言い残して出かけたまま、交通 […]
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