総合文学ウェブ情報誌 文学金魚

私達の故郷は日本語です。金魚屋プレス日本版は、日本語で書かれるあらゆる文学の方向を見極め、私達の精神の行く末を照らす光りを見出そうとするものです。 金魚屋プレス日本版はその光りのすべてを広義の文学と呼びます。

金魚屋プレス日本版代表 齋藤都

大衆文芸誌
No.109 中江有里「シャンプー」(「オール讀物」 2016年10月号)

No.109 中江有里「シャンプー」(「オール讀物」 2016年1・・・

     ん~十月号は「官能の色彩」特集ね。大衆小説誌では定番のソフト・ポルノ小説特集よ。どの大衆小説誌でも定期的に組んでるわね。毎回文字でエロス、というよりエロを求める人ってまだいるのねーと思っちゃ […]
No.108 オール讀物 2016年09月号

No.108 オール讀物 2016年09月号

     会社ではコワモテオバサンでとおってますけど、アテクシだって涙腺は弱い方なのよ。だから大衆文学が好きなのよねぇ。ただまー、オバサンって露骨に正直なの。アテクシの古い女友達にTっていう声楽家がい […]
No.107 オール讀物 2016年08月号

No.107 オール讀物 2016年08月号

     八月号の巻頭は重松清先生の『残照』よ。重松先生は一時期イジメ小説ですんごくよく読まれましたわね(今でもそうでしょうけど)。中学受験なんかの国語問題に、『青い鳥』や『きみの友だち』なんかが頻出 […]
No.106 オール讀物 2016年07月号

No.106 オール讀物 2016年07月号

     誰でも癖ってものを持ってるわね。大昔の映画ですけど、『ジャガーノート』っていうサスペンス・パニック映画がござーましたわ。一九七四年公開で、監督はビートルズの『ヘルプ』を撮ったリチャード・レス […]
No.105 小説 野性時代 2016年 12月号

No.105 小説 野性時代 2016年 12月号

     特集「小説は進化する」とのこと。そうだろうか。そしてそれがそうなら、望ましいことなのだろうか。進化というのがよいことだというのは一種の刷り込みに過ぎず、物事によっては素晴らしいことではないか […]
No.104 オール讀物 2016年06月号

No.104 オール讀物 2016年06月号

     ひところ「あらすじで読む××」っていう本がはやりましたわね。あの源流は、シドニー・シェルダンなんかの「超訳」本から生まれたのかもしれませんわ。要するに物語の筋だけを追ってゆくっていう本よ。ず […]
No.103 小説すばる 2017年02月号

No.103 小説すばる 2017年02月号

     なんで、小説すばるはこんなに分厚いんだろう。久しぶりに手にとって、それが最初に思い浮かんだことだった。それ自体を批判していんとか、そういうのではなくて、その厚さが今、意味しているものはなんだ […]
No.102 小説新潮2017年02月号

No.102 小説新潮2017年02月号

     「ミステリー特集 こじれた7つの謎」。読み進むうち、ある変化に気づいた。雑誌や作品が何か変わった、というのでは必ずしもない。読んでいるこちらの状態が変化したようにも思える。が、厳密に言うと、 […]
No.101 オール讀物 2016年05月号

No.101 オール讀物 2016年05月号

     ネット時代になってから「ネタバレ注意」が一般化しましたわね。昔は口コミなどでなければ小説や映画のストーリーが最後までわからなかったのに、今はその気になれば、ブログやツイッターの書き込みで、た […]
No.100 オール讀物 2016年04月号

No.100 オール讀物 2016年04月号

     アテクシ、年齢的には古い世代に属し始めておりますけど、ちっとも落ち着いて成熟したという気がしませんわ。そりゃあ同世代には功成り名を成した、のかどうか知りませんけど、もう完全に頭の中が後ろ向き […]
No.099 オール讀物 2016年03月号

No.099 オール讀物 2016年03月号

     アテクシの会社ではそろそろ勤務評価の季節なのよ。上司が部下を四段階で評価するわけね。評価ランクを上からA、B、C、Dとすると、Aは全体の五パーセントくらいね。最優秀賞よ。Bは八十五パーセント […]
No.098 オール讀物 2016年02月号

No.098 オール讀物 2016年02月号

     アテクシ、マーサ・スチュワートさんのお料理番組を見るのが大好きなの。特にお気に入りなのはお菓子のレシピね。アメリカのお料理ってああた、大迫力よ。マーサさんが大きなカマボコみたいなバターを半分 […]
No.097 オール讀物 2016年01月号

No.097 オール讀物 2016年01月号

     今年の後半はアメリカ人の方が世間の話題をさらうことがおおござーましたわね。トランプさんが筆頭ですけど、ボブ・ディラン先生のノーベル賞受賞もそうよ。アテクシのような日本人は「まぁぁっ! ディラ […]
No.096 オール讀物 2015年12月号

No.096 オール讀物 2015年12月号

     みなさまお元気ぃ? オバサマとはいえ女の人にニッコリされたら、「はーい」って元気にお返事してちょうだいね。殿方なら「今日もおキレイですね」くらいのことが言えたら、女性スタッフからあることない […]
No.095 オール讀物 2015年11月号

No.095 オール讀物 2015年11月号

     アテクシ女ですけど、女ってめんどくさいわねーと思うことがありますわ。そんなこと言うと男たちが、「そぅでしょそぅでしょそぅでしょああっそうでしょーッ! 僕の彼女がねぇ、奥さんはねぇ」と大挙して […]
No.094 オール讀物 2015年10月号

No.094 オール讀物 2015年10月号

     「オール讀物」様十月号の特集は「官能昭和館 エロスとノスタルジー」ですわ。有名な熱海秘宝館のグラビア付きですことよ。インターネットでエロ画像・動画見放題の現代では、熱海秘宝館とエロ小説は似て […]
No.093 オール讀物 2015年09月号

No.093 オール讀物 2015年09月号

     人間の感情ってとぉっても複雑ですわ。でも複雑な感情も、分解すれば原理的感情が組み合わさっていることがおおございます。憎みながら愛し合っている(深い相互理解があるから憎しみが生じる)とかが典型 […]
No.092 オール讀物 2015年08月号

No.092 オール讀物 2015年08月号

     「オール讀物」様八月号は「通巻1000号記念特大号」よ。七百六十二ページもあって定価千二百円よああた。同じ文藝春秋社様の「文學界」八月号が二百九十六ページで九百七十円ですからお・と・くねぇ。 […]
No.091 オール讀物 2015年07月号

No.091 オール讀物 2015年07月号

     小説は基本物語に沿って進行しますから、現代詩みたいにチンプンカンプンってことはまずないわね。それにアテクシを含めて大半の読者は善良よ。小説を読むにはそれなりに時間がかかりますし、今の時代にな […]
No.090 オール讀物 2015年06月号

No.090 オール讀物 2015年06月号

     小説の読者は圧倒的に女性が多いですわね。もちろん女性読者が多いからといって、女が主人公の物語の方が読まれるわけじゃありませんわ。うるさく言えばジェンダー的な差異に過ぎないということになるでし […]
No.089 オール讀物 2015年05月号

No.089 オール讀物 2015年05月号

     小説は純文学と大衆文学に大別されますが、一九九〇年代頃から新しく登場してきたジャンルにケータイ小説とラノベ(ライトノベル)がありますわ。ケータイ小説は文字通り携帯で書いて公開する小説ですけど […]
No.088 オール讀物 2015年04月号

No.088 オール讀物 2015年04月号

     四月号の巻頭は、「オール」様初登場の柳広司先生よ。『挙匪(ボクサーズ)』や『ジョーカー・ゲーム』などで有名な売れっ子作家先生ですわ。「オール」様にはそこはかとなく作家様の序列がござーますの。 […]
No.087 オール讀物 2015年03月号

No.087 オール讀物 2015年03月号

     皆様は料亭に行ったことがおありになるかしらぁ。アテクシ、仕事で年に何度かお邪魔しますのよ。もちろんお客様の接待でござーますわ。芸者の方をお呼びすることもございますの。女性は肩身が狭いとお考え […]
No.086 小説すばる 2016年03月号

No.086 小説すばる 2016年03月号

     映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の公開記念で、夢枕獏と岡田准一の対談が掲載さーている。わりあいに呑気な、普通の対談で、それは作家と芸能人だから当然かもしれないが、原作の凄みを知っていると、何 […]
No.085 オール讀物 2015年02月号

No.085 オール讀物 2015年02月号

     当たり前ですが小説は物語でございます。「いーや、物語でない小説もあるっ!」とおっしゃる純文学系前衛作家の先生方もいらっしゃるでしょうけど、ほんとにそうお考えなら詩や戯曲をお書きになればいいの […]
No.084 オール讀物 2015年01月号

No.084 オール讀物 2015年01月号

     オール様の特集は『新年、人気作家顔見世』でござーますわ。人気作家先生のお作品がずらりと並んでいますけど、ブンガクシャ先生って、共通点があるようでないですわねぇ。人間って、自分がよく知っている […]
No.083 オール讀物 2014年12月号

No.083 オール讀物 2014年12月号

     きゃぁぁぁっ、浅田真央ちゃん復活よっ! しかもいきなりグランプリシリーズ優勝なのよっ! みなさんご覧になりましたぁ? もちろん本郷理華ちゃんや村上佳菜子ちゃんも素敵ですけど、やっぱり真央ちゃ […]
No.082 小説すばる 2015年11月号

No.082 小説すばる 2015年11月号

     特集に「ごはんと読書」とある。なかなか心惹かれる昭和なタイトルであり、内容もまた読んでほっこりふうのところがタイトルに合っている。さてその昭和の時代、文芸誌は読むべき文学作品を並べていたもの […]
No.081 小説すばる2015年09月号

No.081 小説すばる2015年09月号

     三崎亜記の新連載「メビウス・ファクトリー」は、まずチェックされる。今回はタイトルからしても人名なども、SF色が明白だ。つまりそれはカタカナだ、ということなのだが。そのカタカナの持つ一種のそら […]
No.080 オール讀物 2014年11月号

No.080 オール讀物 2014年11月号

     今月号のオール様の特集は「小説家になる方法」ですわ。オール様の場合、純文学誌のように過去に新人賞を受賞はしたけど作家としては半人前で、新人賞の下読みをしている作家様たちによる匿名新人賞受賞ノ […]
No.079 オール讀物 2014年10月号

No.079 オール讀物 2014年10月号

     今月号の特集はオール様定番の「エロティックな誘惑」よ。このところエロ特集では常連の石田衣良先生も書いていらっしゃいますわね。でもね~、はっきり言うとちゅまんないのよ。アテクシ、「エロ、お嫌い […]
No.078 オール讀物 2014年09月号

No.078 オール讀物 2014年09月号

     みなさま映画はお好きかしら? 本と違って映画は90分なら90分、じっとしていなければならないからなかなか時間が取れませんが、アテクシも飛行機の中などでよく見るわ。機内映画ってけっこう充実して […]
No.077 オール讀物 2014年08月号

No.077 オール讀物 2014年08月号

     きゃぁぁぁぁっ! 次郎様よ! 今月号の「オール讀物」には浅田次郎先生がお書きになっていらっしゃるのよっ! オール様にはいろんなスター作家の先生方がお書きになりますけど、次郎様以上のスーパース […]
No.076 小説現代2015年04月号

No.076 小説現代2015年04月号

     戦後70周年だそうである。季節としては外れているのだが、戦後の匂いのするコンテンツがいくつかある。ジャーナルとしての戦後ではないので、そんなものでいいのではないか、とも思う。フィクションにと […]
No.075 小説新潮2015年3月号

No.075 小説新潮2015年3月号

     「空き室あります」という特集である。小説誌の特集としてはめずらしく、なるほどと思った。表紙に描かれた賃貸マンションの階層も効いている。各短編には部屋番号が振ってあり、それぞれの部屋での出来事 […]
No.074 オール讀物 2014年07月号

No.074 オール讀物 2014年07月号

     「オール讀物」様は部厚い雑誌でござーますの。今月号は五百十六ページで税込み定価千円ですわ。アテクシ、同じ版元の文藝春秋社から刊行されている「文學界」もときどき読みますけど、こちらはだいたい三 […]
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