総合文学ウェブ情報誌 文学金魚

私達の故郷は日本語です。金魚屋プレス日本版は、日本語で書かれるあらゆる文学の方向を見極め、私達の精神の行く末を照らす光りを見出そうとするものです。 金魚屋プレス日本版はその光りのすべてを広義の文学と呼びます。

金魚屋プレス日本版代表 齋藤都

大学文芸誌
大学文芸誌について

大学文芸誌について

 大学文芸誌はその言葉のとおり、特定の大学(あるいはその直轄外部組織)によって編集・刊行されている文芸誌である。「三田文學」「早稲田文学」「江古田文学」は一般流通に乗っているので大規模書店なら手に取ることができる。もちろ […]
No.023 三田文学 2017年春季号

No.023 三田文学 2017年春季号

     共時性、ということについて考えた。そう書きながら、思わず吹き出してしまった。「共時性、ということについて考えた。」まるで誰も読まない文芸誌の記事の書き出しみたいだ。三田文学を誰も読まない、と […]
No.022 三田文学 2017年冬季号

No.022 三田文学 2017年冬季号

     保坂和志の特集である。なぜ保坂和志なんだろう、と考える。慶應出身じゃないのに。慶應出身でないと、特集を組んではいけないというわけではない。たとえば夏目漱石特集ならいいと思う。夏目漱石は慶應出 […]
No.021 三田文学 2016年秋号

No.021 三田文学 2016年秋号

     漫画雑誌の売れ行きが低調だそうだ。ついにそこまで、と思う。その赤字を漫画単行本が支えているという。ちょっと前の文芸誌の状況に近い。大手や中堅の出版社を大手や中堅たらしめているのは漫画雑誌や週 […]
No.020 三田文学 2016年夏号

No.020 三田文学 2016年夏号

     体制が変わってから、卒業生としては期待するものがある。以前の編集方針はまったく意味不明、今だから言うが、きれいごとに包まれた得体の知れなさ、そういう場合の常として私利私欲の匂いがした。天下の […]
No.019 三田文学 2016年春季号

No.019 三田文学 2016年春季号

     朝吹亮二と川上未映子が詩を載せている。今までにも詩の掲載はあったわけだが、三田文学は詩と縁が深い雑誌だった、とふいに思い出した。そもそも三田は西脇順三郎以来、詩人を輩出しているので、当たり前 […]
No.018 三田文学 2016年冬季号

No.018 三田文学 2016年冬季号

     三田のアイドルといえる西脇順三郎の特集である。西脇さんのアイドルぶりは、三田の村の人々でないとぴんとこないかもしれないが。とにかく誰も彼も、自分は西脇順三郎の弟子だと言うのだ。もちろんすでに […]
No.017 三田文学 2015年秋季号

No.017 三田文学 2015年秋季号

     なかなか不思議な光景である。石牟礼道子の特集とカズオ・イシグロのインタビューのタイトルがほぼ同格な感じで並んでいる。石牟礼道子の方がちーっと大きいか。それも字数の調整のせいのようにも見える。 […]
No.016 三田文学 2015年夏季号

No.016 三田文学 2015年夏季号

     玄月の「占有者」というタイトルは、そして内容も純文学という制度のメタファーのように感じられて、なかなか興味深い。純文学というものは日本に特有の不思議なものではあるが、特有なのはそれが制度化さ […]
No.015 三田文学 2015年春季号

No.015 三田文学 2015年春季号

     「世界文学」という概念らしきものが、文芸誌でちらほら見かける。それはまあ、いわばトレンドがない、と言っているようなものだ。何もないから包括して、「世界」とでも言わざるを得ない。かくも見事に文 […]
No.014 三田文学 2015年冬季号

No.014 三田文学 2015年冬季号

     まず巻頭エッセイ。そして(ここでしかめったに見かけることのない)作家の小説が二本。そして「山川方夫、田久保英夫、桂芳久」という特集である。彼らの著作物の再録その他。それから織田作之助青春賞の […]
No.013 江古田文学(第86号)

No.013 江古田文学(第86号)

     久しぶりに手に取ると、なかなか感慨深い。大学は昔のようではなく、同時に昔のままでもある、と思える。そして文学というものを大学でどう扱うか、そのスタンスの取り方は、他の学問や知識とは違った特殊 […]
No.012 三田文学 2014年夏季号

No.012 三田文学 2014年夏季号

     病院っぽい雰囲気から、夏らしく切り出した氷のようになった。薄いブルーの表紙が涼しくて、とてもよい。白っぽいだけの感じだった紙面も、くっきりはっきりと読みやすく、ボケかけた頭にも冷んやりした刺 […]
No.011 三田文学 2014年冬季号

No.011 三田文学 2014年冬季号

     編集長が交代となり、それに合わせて誌面が変わった。まず文字通りの誌面で、全体が白っぽい。ぶ厚くて、なんとなく “ 病院 ” っぽい。    病院、と書いて納得したのだが、つまり、そ […]
No.010 早稲田文学 第6号 2013年09月

No.010 早稲田文学 第6号 2013年09月

     早稲田文学新人賞の過去の振り返りが行われている。早稲田文学新人賞から最高齢で芥川賞を受賞した黒田夏子のインタビューも。    新人賞については、各誌のものがいろいろあるわけだが、こ […]
No.009 三田文学 2013年秋季号

No.009 三田文学 2013年秋季号

     百年後にも残っていることを前提に、芥川賞作家の作品10のリストを作る座談会が行われている。百年後にどういう形で残っているのかとか、芥川賞作家に限定することの意味とか、そういったところに突っ込 […]
No.008 三田文学 2013年夏季号

No.008 三田文学 2013年夏季号

     同人誌評というのは、どの視線で読んでも不可思議な感覚にとらわれる。特に三田文学の同人誌評は、雑誌自体の現在のたたずまいとあいまって、どんな文芸誌よりも「文壇」を思わせる。とはいえ、三田文学の […]
No.007 江古田文学 第82号(2013年冬)

No.007 江古田文学 第82号(2013年冬)

     日大芸術学部の発行する江古田文学は、学内誌と文芸誌のちょうど中間にある感じの雑誌で、それがゆえの興味をもっても読めるときがある。    今回がそうで、日芸出身で学内で教鞭をとる「批 […]
No.006 三田文学 2013年冬季号

No.006 三田文学 2013年冬季号

     世界文学という言葉を、このところときどき見かける。世界的な文学潮流というものはしかし、それほど意味のある概念なのだろうか。世界的な哲学の潮流というものは確かにある。1960年代の哲学、70年 […]
No.005 早稲田文学 第5号 2012年09月

No.005 早稲田文学 第5号 2012年09月

     シリーズ【日本 “ 現代 ” 文学の、標的=始まり】という、よくわからない特集ページで、ムラカミハルキとオオエについて語られている。特に「海外のムラカミハルキ」というテーマでリポートされた、 […]
No.004 三田文学 2012年秋季号

No.004 三田文学 2012年秋季号

     「昭和文学ベストテン【評論篇】」という座談会を井口時男、辻原登、田中和生、富岡幸一郎というメンバーで行っている。五年前に【小説篇】を辻原登ではなく秋山駿が入って座談しているという。 &nbs […]
No.003 三田文学 2012年春季号

No.003 三田文学 2012年春季号

     相変わらず、よくわからない。わからないならレビューしなければいいのだが。文学金魚のレビューは、必ずしも毎号しなくてはならないものでもないし。レビューが集まっている雑誌は、そのぶん評価されてい […]
No.002 早稲田文学 第4号 2011年09月

No.002 早稲田文学 第4号 2011年09月

     絵に描いたような立派な不定期刊である。今回、一年半ぶりの刊行ということで、前に出たとき自分は何をしてたろうと考えるぐらいのスパンだ。早稲田の学生だったら、在学中に何回刊行されたか、というぐら […]
No.001 三田文学 2012年冬季号

No.001 三田文学 2012年冬季号

     慶応出身の僕にとって、三田文学は懐かしい、学生時代の憧れの雑誌だった。社会人になってからも見る機会はあったが、今回、あらためてじっくりと眺めることになり、さまざまな思いが湧く。   […]
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