総合文学ウェブ情報誌 文学金魚

私達の故郷は日本語です。金魚屋プレス日本版は、日本語で書かれるあらゆる文学の方向を見極め、私達の精神の行く末を照らす光りを見出そうとするものです。 金魚屋プレス日本版はその光りのすべてを広義の文学と呼びます。

金魚屋プレス日本版代表 齋藤都

寅間心閑の肴的音楽評
No.001 キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)』

No.001 キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿(In ・・・

     音楽評のお話を頂いた時、評論よりもガイド――まだ聴いていない人は興味を持ち、既に聴いた人は再び確認したくなる文章――にしたい、と思いました。そして最初に浮かんだアルバムが、キング・クリムゾン […]
No.015 還暦過ぎても

No.015 還暦過ぎても

一.ザ・ローリング・ストーンズ    勿論、好きな曲だけ聴くのは楽しい。組合せ自由のバイキング式。パエリアに納豆かけても、刺身をチョコにディップしてもOK。好きなんだから仕方ない。ストレスないし効率的だし、そもそもあんま […]
No.014 サクラサク

No.014 サクラサク

一.ザ・バンド    カタカナ五文字。たった五文字で何となく嬉しい。アリガトウ。なるほど五文字。いいけど、ちょっと照れくさい。ヒントは今の時季。春。そう、魔法の五文字は「サクラサク」。何だかめでたい。何だか華や […]
No.013 ゴーイング・アンダーグラウンド

No.013 ゴーイング・アンダーグラウンド

一.ポール・ウェラー    理由不要。とにかく恰好いい。若い頃は言わずもがな、今だって。誰の話かって? 勿論、ポール・ウェラー。二十代半ばまでザ・ジャム、三十代前半までスタイル・カウンシル。華々しいキャリア。そ […]
No.012 熱燗つけて

No.012 熱燗つけて

一.UA    寒い日には熱燗。肉体は、何て云うか、月並みだ。  着膨れた人いきれで蒸し暑い電車内。溜まる憤懣。さっきから汗ばんでいる。寒い日なのに、疲れてるのに、ちょっと呑みたいだけなのに。  やっと降りたら […]
No.011 非日常の昂揚感

No.011 非日常の昂揚感

一.Pファンク・オールスターズ    さあ、新年あけました。もう、あけちゃった。畜生、あけやがって。人それぞれ感じ方は色々、国によっちゃ時差もあるけど、あけない人はいない。即ち、この世に明けぬ夜は無し――。わざ […]
No.010 気持ちを落ち着けて

No.010 気持ちを落ち着けて

一.エルヴィス・コステロ, ビル・フリゼール    師走。なぜか気忙しい。どこか慌ててる。師なら仕方ないけど、この先そうなる予定もないから困っちゃう。気付けば単なる無駄吹かし。燃費最悪。  慌てると貰いが少ない […]
No.009 勘所

No.009 勘所

一.ちあきなおみ    勘所、は元々三味線用語。弦を押さえる正しい位置のこと。これが分からなきゃ、音程は狂いっぱなし。勘所の把握こそ最初の関門かも。ちなみにギターはフレットが勘所を仕切っているので楽。チューニン […]
No.008 音の輪郭

No.008 音の輪郭

一.クレイジーキャッツ    行間、というのは難しい。読もうと勢いこんでもダメ。追っ掛けたって逃げやしない。ずっとそこにいる。いるけれど見えない。見えないけど……と堂々巡り。スタミナのような「実体なき謎の概念」 […]
No.007 ギタリストのソロアルバム

No.007 ギタリストのソロアルバム

一.真島昌利    さあ、朝から呑む。何時にしよう。11時? そりゃ昼だ。ダメ。10時も却下。デパートじゃあるまいし。ここはやっぱり一桁、9時からにしましょう。    若い頃、朝9時に呑んでたら、それ […]
No.006 ザ・クラッシュ『ロンドン・コーリング(London Calling)』

No.006 ザ・クラッシュ『ロンドン・コーリング(London ・・・

     今にも発火しそう、というバンドのイメージを実態以上に喧伝する結果となったジャケット――演奏中、客との遠すぎる距離に苛立ったポール・シムノンが、ベースを床に叩きつけんと振りかぶっている姿。 & […]
No.005 ビョーク『ポスト(Post)』

No.005 ビョーク『ポスト(Post)』

     ビョークは難しい題材だと分かっていました。    どのアルバムを取り上げるかで迷うというより、そもそも彼女を「どう捉えるのか」が悩ましい問題なのです。    ただ「何故悩 […]
No.004 スティーヴィー・ワンダー『インナーヴィジョンズ(Innervisions)』

No.004 スティーヴィー・ワンダー『インナーヴィジョンズ(In・・・

     天才、という言葉は分かったようで分からないものです。その一言で、とりあえず思考が停止してしまうような「危うさ」も感じます。だから私はスティーヴィー・ワンダー(以下、スティーヴィー)を天才とし […]
No.003 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『母乳(Mother's Milk)』

No.003 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『母乳(Mother・・・

     今回取り上げる四枚目のアルバム『母乳(Mother’s Milk)』の発表は1989年。当時のレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下、レッチリ)は、とにかく格好いい存在でした。 […]
No.002 スライ&ザ・ファミリー・ストーン『スタンド!(Stand!)』

No.002 スライ&ザ・ファミリー・ストーン『スタンド!(Sta・・・

     中学生になって/洋楽を聴き始める、という流れは音楽体験としてあまり珍しくはないのかもしれません。私自身もそのクチでした。1980年代後半の話です。所謂ヒットチャートに一切興味は無く、自分の好 […]
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