連載文芸評論 鶴山裕司著『夏目漱石論-現代文学の創出』(日本近代文学の言語像Ⅱ)(第18回)をアップしましたぁ。今回は『Ⅳ 写生文小説-『吾輩は猫である』(下編)』です。

 

『日本近代文学の言語像』は正岡子規、夏目漱石、森鴎外の三冊セットの評論ですが、そのほかに鴎外史伝を下敷きにした小説集『真志屋』が進行中です。漱石論は完全にアップしていますが、そのほかの本はまだ脱稿しておらず、石川は順番に上がってくるのを待っているところです。さすがに四冊仕上げるのは大変そうです。あまりムリしてもしょーがないので、石川はこのところ金魚屋出版計画をあれこれ練っております。まー鶴山さん以外の著者の方も、特に新人作家は一冊本を完成した形で仕上げるのは大変なのであります。

 

石川は仕事上の必要もあって、小説文芸誌や詩誌をチラチラ見ていますが、どの雑誌も危機感がないですね。相変わらず『あなたも小説家になれる』的な特集が組まれたりもしています。それもあって作家の卵さんたちは、まだまだバラ色の夢を見てる気配があります。そりゃ宝くじに当たるくらいの確率で、いきなりスターになる作家も現れるかもしれませんが、五年後、十年後の保証はない。昔からそーだったと言う人もいるでしょうが、そうぢゃないな。1980年代くらいまでは、そこそこ有名な作家は、そこそこ有名税的な収入を得られた。でも今はかなり厳しい。

 

文学の世界、そーとーに厳しいよと言ってるのは金魚屋だけなわけですが、もちろん絶望をあおっているわけではありません。ぢゃ、どーすればいいのかを真剣に考えている。またそれには現状をありのままに、冷酷に認識する必要があります。もち作家の将来は作家自身が決めるわけですが、できる限り正確な現状情報を与え、作家それぞれの才能を伸ばす方向を考えるということです。金魚屋の最初の方の本のラインナップ、けっこう重要だなぁ。石川はちっこい脳みそでうんうん考えているのでありましたぁ。

 

 

連載文芸評論 鶴山裕司著『夏目漱石論-現代文学の創出』(日本近代文学の言語像Ⅱ)(第18回) 縦書版 ■

 

連載文芸評論 鶴山裕司著『夏目漱石論-現代文学の創出』(日本近代文学の言語像)(第18回) 横書版 ■

 

 

第05金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

第0回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。

 

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