田山了一さんのTVドラマ批評『No.159 お前はまだグンマを知らない』をアップしましたぁ。日本テレビさんで3月に4週連続で放送された深夜ドラマです。間宮祥太朗さん主演で吉村界人、馬場ふみかさんらが出演しておられました。脇を山本博さんや椿鬼奴、ほんこんさんらのお笑い陣が固めておられました。原作は井上ヒロトさんのマンガ『お前はまだグンマを知らない』です。

 

田山さんは『ご当地青春ドラマ、というものだそうだ。NHKでは別にめずらしくない、というかそんなんばっかやってる。しかし民放ではたしかにあまり見ないかもしれない。NHKなら順繰りに地域をめぐり、受信料の支払いをうながすことはできようが、民放の全国ネットで特定地域をクローズアップする連ドラをやる意味がないだろう。スポンサーに説明がつかないし』と書いておられます。確かにそうだなぁ。

 

ネット社会になって情報の大洪水の中にわたしたちは首まで浸かって生きているわけですが、石川はマスメディアはなくならないと思うなぁ。それどころかどんどん肥大化してゆくのがマスメディアの将来だと思います。ただ巨大化すればするほどそこには穴が生まれてゆく。それを補完する形でネットを含めた情報化社会が上手く機能してゆけば、世の中は当面健全だと思います。

 

じゃあマスメディアにある程度、拮抗できるような小さなメディアがどんなものかというと、変な言い方ですが中途半端におっきな組織ではダメだろうと思います。組織がある程度大きくなると、必ず大企業的なスキームを必要とするようになるからです。もちろん小メディアの問題は継続的活動が保証されない不安定なところにあります。ただ根本的に継続が至上命題なのかという問題はありますね。次々に優れた小メディアが生まれてゆけば問題ない。それが情報化社会での、人間と社会の成熟のあり方かもしれません。

 

田山さんは『我々は知っているはずの、知っているつもりの他者の「秘密」に関心を持つ。いわゆるゴシップだが、それはその他者への悪意ばかりでなく、認識の転換そのものへの驚きも含まれているように思う』と批評しておられます。いつの時代でもメインストリームは存在しますが、そこで提示された認識からの転換を示唆するのが優れた創作であり、優れた小メディアの姿でしょうね。

 

 

田山了一 TVドラマ批評 『No.159 お前はまだグンマを知らない』 ■

 

 

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