小原眞紀子さんの連作詩篇『『ここから月まで』 第14回 桜/輪/天』をアップしましたぁ。小原さんのCool抒情詩第14弾です。冒頭は『桜』という詩篇です。桜、咲き始めましたねぇ。お花見のシーズンですねぇ。といふことは大手を振って酒が飲めますねぇ。平安朝の歌人が桜が好きなのは、お酒が好きだったからぢゃないでせうか。一年中花見シーズンならいいのにねぇ(爆)。

 

僕は堕ちてゆく

誰も見たことのない

断崖の上に

誰にも見覚えのある

天使が立っている

手を広げ

長い影を落として

だから僕は

どこまでも堕ちてゆく

とどかない高みへ

あの腕のなかへ

(小原眞紀子『天』)

 

『誰も見たことのない/断崖の上に/誰にも見覚えのある/天使が立っている』っていう詩の流れはいいなぁ。言うまでもなく『天』はギリシャ神話のイカルス神話を発想の源にしていると思います。天から地に落ちてくるイカルスは、神から人間に戻ってくるイカルスは何を見たのかが鮮やかに表現されています。古くて新しい詩の書き方です。

 

 

小原眞紀子 連作詩篇 『『ここから月まで』 第14桜/輪/天』 縦書版 ■

 

小原眞紀子 連作詩篇 『『ここから月まで』 第14桜/輪/天』 横書版 ■

 

 

■ 予測できない天災に備えておきませうね ■