原作・小原眞紀子、作・露津まりいさんの連載サスペンス小説『お菓子な殺意』(第05回)をアップしました。第3章『溶かしバターの中で砂糖とショコラは背反する(前半)』です。主人公の彩子はスターのカオルさんに振り回されます。まー芸能界ではよくあるらしひスターの横暴ですね。人前に立つといふことは、かんなりのストレスになるようです。

 

「ご苦労が多いでしょうね」真壁は頷いていた。

「ああいう人を、スケジュール通りに動かすのは」

「占いを」と、思わず彩子は口に出していた。「お告げとして納得させています」

「占い」意表を突かれたように、課長は訊き返した。

「インチキですけど」

なぜ、何もかも話してしまいたくなるのだろう。

このクライアントとの契約のことなど、もう彩子にはどうでもよかった。

(原作・小原眞紀子、作・露津まりい『お菓子な殺意』)

 

占いが出てくるのは、いかにも芸能界を舞台としたサスペンス小説です。スターになるのは実力だけじゃダメですね。運も必要になる。そして運はいつだって気まぐれです。ただ彩子の気の許しようは、また波乱を呼び起こしそうです。カオルさんとは緊張関係にありますが、そんな緊張をずっと続けられるわけがない。どこかでほころびが出ます。そしてサスペンスはいつだって、人間心理の緩みにつけこんで起こるのです。

 

 

原作・小原眞紀子 作・露津まりい 連載サスペンス小説『お菓子な殺意』(第05回) (縦書)版 ■

 

原作・小原眞紀子 作・露津まりい 連載サスペンス小説『お菓子な殺意』(第05回) (横書)版 ■

 

 

第04金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

第04回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。

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