山田隆道さんの連載小説『家を看取る日』(『家を看取る日』(第21回 最終回))をアップしましたぁ。『家を看取る日』、いよいよ最終回です。息苦しくもあった息子と父親の対立も、青空に抜けるような結末を迎えています。どんなに苦しい人間的対立も、終わってみれば何事もなかったようです。しかしそちらの方が大事なのかもしれません。家を継ぐとは必ずしも物理的なことではないわけで、精神の伝承でもあると思います。

 

山田さんは大衆小説的枠組みの中で現代的問題を探る作家さんです。現代は人々の興味が拡散し、大きな問題が起こっても複雑な内実がすぐに情報公開という形で露わになり、なかなかマスの欲望や意見がまとまらない時代です。それでもなにかのはずみで思わぬ形でアレとコレが結びつき、それが人々の感性や興味を掻き立て更新してゆく時代です。山田さんはそういう現代の中で、大きく変わってしまった何かを、やっぱり変わらない何かから見つめようとしておられる作家さんではないかと思います。

 

で、石川は昔から阪神ファンです。こりには理由がなくて、まあ言ってみれば江戸時代から続く日本の各家庭の宗旨のやうなものです。熱心なファンとは言えないのですが、それでもスポーツニュースで阪神逆転負けの巻などを見ると、つい『金本クビっ!』と叫んでしまひます。しかし山田さんの野球コラムを読んで反省しております。野球全体を愛し、それを把握した上で阪神を応援しなければならんのだなぁ。山田さん、エッセイの名手でもあります。

 

 

山田隆道 連載小説 『家を看取る日』(『家を看取る日』(第21最終回)) pdf版 ■

 

山田隆道 連載小説 『家を看取る日』(『家を看取る日』(第21最終回)) テキスト版 ■

 

 

第04金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

第04回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。

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■ 予測できない天災に備えておきませうね ■