田山了一さんのTVドラマ批評『No.144 黒い十人の女』をアップしましたぁ。読売テレビ(日テレ系)で木曜日11時59分から放送されているドラマです。船越英一郎主演といふか中心で、成海璃子、トリンドル玲奈、佐藤仁美、佐野ひなこ、MEGUMI、若村麻由美、水野美紀さんらのキレイ所が出演しておられます。それもそのはずで、このドラマは市川崑監督の映画『黒い十人の女』(原作・和田夏十)が原作で、今回はバカリズムさんが脚本を書いておられます。テレビ局のプロデューサー風松吉が、美しい妻がありながら9人の女性と浮気するお話しです。いわゆる不倫モノなのですが、田山さんは見所は別の所にあると批評しておられます。

 

 ともあれ「不倫」は映像制作の口実に過ぎない。そもそもそれは現象で、テーマではないのだから。なんの口実かと言えば、絵を撮るために決まっている。好き者揃いが作ったものであれ、映像は作品とならねばならない。平和な家庭より不倫の方が絵になるのは、その設定でしか撮れないシーンがあるからだ。

 まず女優をたくさん使える。綺麗どころに個性派をとりまぜて10人もいるなら、谷崎潤一郎の『細雪』どころではない。テレビ局プロデューサーの10股というのは、好き者インサイダーたちの夢である以前に、映像制作者たちにとっての夢のような好都合でもある。

(田山了一『黒い十人の女』評)

 

まったくそうですね。ドラマにリアルを重ねて見る人は多いですが、映像制作の現場ではリアルな役者さんにドラマを重ねることもしばしばです。いわゆる〝アテ書き〟です。劇団では脚本を書くときに、役者の数だけ役柄を作ることがしょっちゅう行われています。無理があるかといふとそうでもない。リアルな役者の性格や舞台映え(画面写り)を知っているだけに、〝当たり役〟を生み出しやすい面もあります。10人の美人女優さんを使えるなんて贅沢です。

 

それにしても船越英一郎さんがプレイボーイってのはいいチョイスだなぁ。石川、船越さんをリアルで見たことがありますが、背が高くて『お、カッコイイ人じゃん』と思いました。でも二時間サスペンスの帝王には、ちょっとコミカルなパブリックイメージもつきまとう。なにより『英さまぁ~』と叫んだら、ニッコリ笑って手を振ってくれそうなところがよござんす(爆)。

 

 

田山了一 TVドラマ批評 『No.144 黒い十人の女』 ■

 

 

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