池田浩さんの文芸誌時評『No.015 三田文学 2016年夏号』をアップしましたぁ。慶応大学出身の池田さんらしく、厳しいことを書いておられます。三田文学は言うまでもなく慶応大学の大学誌です。それなりに歴史も実績もある雑誌ですが、絶対的アイデンティティとして、慶応大学在校生と出身者中心の編集方針になるのは当たり前です。んなことに文句を言ってもしょーがない。他校出身の物書きさんは、そーいふもんだという前提で三田文学さんとうまくお付き合いするのがよござんす。どんな文芸メディアでも絶対公正などありえません。

 

んで最近三田文学さんは発行人と編集人が交代になりました。池田さんは『体制が変わってから、卒業生としては期待するものがある。以前の編集方針はまったく意味不明、今だから言うが、きれいごとに包まれた得体の知れなさ、そういう場合の常として私利私欲の匂いがした。(中略)それに比べると、健全になったかもしれない。ただ相変わらずの不可思議な点は残る。(中略)編集方針がやっぱり見えない、ということだ。ここで言う編集方針というのは、書き手で言えばテーマということになる』と批評しておられます。

 

ちっこいメディアには、業界のいい部分と悪い部分が集約されたように現れることがあります。悪い部分は全世界的に拡がりつつあるミーイズム。良い部分は現状打破の方針。詳しくは書きませんが、三田文学さん、ちょっとヤバイ感じがありましたね。ほれでもまあ、三田文学といふ大学誌と文芸誌の中間にあるメディアを最大限に活用して、それなりに世の中に出ることができた方々がいるわけですから、これはこれで成功だったんでせうね。

 

新体制になった三田文学を石川も読みましたが、池田さんが書いておられるように、まだ編集方針が固まってない感じです。三田文学、詩誌なんだっけ、小説誌だっけと思ってしまひました。数人の企画人といふか編集権限者がいらして、それぞれがページを分担してやりたいことを細切れにやっている感じです。でもまだ内容的にもメンツ的にも新鮮味はなひなぁ。新体制の今後に期待ですぅ。

 

 

池田浩 文芸誌時評 『No.015 三田文学 2016年夏号』 ■

 

 

第04金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

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