証拠物件_03_cover_01コウタは大学三年生で、幼なじみのシュンジと〝本部〟に溜まって目的もなく毎日を過ごしている。本部は安アパートの一室。仲間のために部屋を借りたのは二年先輩のボスだ。高校生時代からコウタとシュンジはボスに憧れてきた。その怜悧さや悪の匂いすべてが魅力的だった。そのボスがある儲け話を持ちかける。手っ取り早く金を稼げればそれでよかったのだが・・・。辻原登奨励小説賞受賞作家・寅間心閑による新連載小説!。

by 寅間心閑

 

 

 

 

  二 (前半)

 

 あれは三週間ほど前だったと思う。九月が終わりかける頃だ。いつものように夜、「本部」に三人で集まりテレビを見ながら酒を飲んでいた。炬燵の上にはコンビニで買ってきたお惣菜やスナック菓子。居酒屋からパクってきた灰皿に、路上で安く売られていた週刊誌。そしてひしゃげたビールの缶と下品な冗談。どれひとつとして特別ではない夜だった。テレビは少年犯罪の特番を流していた。

 犯罪。

 もちろんシュンジはそんなことをするタイプではない。俺は、普通だ。

 普通、という言い方もおかしいが、中高生の頃に万引きをしたり自転車を盗んだりしたが、別に捕まったこともないし、反省もしなかった。大学に入ってからは、居酒屋で喧嘩になったどさくさに食い逃げをしたり、酔ったついでに質の悪そうな脱法ドラッグを試したくらいだ。多分、普通だと思う。

 ボスは自分から話したがらないが、大概のものはやっているはずだ。婦女暴行と強盗と覚せい剤は経験がないと一度教えてくれた。背が高いせいか滅多にケンカも売られないし、ドラッグより煙草の方が気楽でいいらしい。

 「持ってるだけでパクられるモノなんて持ちたくねえよ」

 そう言って笑ってる姿はぱっと見、害のある人物には見えないだろう。でも俺は知っている。ボスは少し前までパクられてもおかしくない、危なすぎる橋を渡ろうとしていた。いや、今はもう渡っているのかもしれない。半年前、実は先輩がオレオレ詐欺をやっていると、「本部」で酔っ払いながら教えてくれた。その場にいなかったから、シュンジは知らない。

 やばくないっすか、とヘラヘラしながら尋ねた俺に、ボスは真剣な顔で「儲かるんだよ、マジで」と言った。話の内容はどうあれ、真剣な顔のボスにはヘラヘラできない。口の中で「すいません」と呟き、ゆっくり背筋を伸ばすとボスは小さく頷いた。

 「月二百いくらしいんだよ」

 「……二百、万?」

 「二百円じゃ誰もやんないだろ」

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 酔っ払ってるとはいえ、つまらない冗談を真剣な顔で言うボスは怖かった。何から訊いていいのか分からない俺に、自分から色々と話すボスも怖かった。珍しくシュンジがいればいいなと思っていたのを覚えている。

 きっかけはテレアポのバイトだったらしい。テレアポの話は知っていた。ボスから直接誘われたからだ。私立の小中学生の家に電話をかけて、家庭教師を売り込む。その業務内容を聞いただけで、俺には無理だと思いすぐに断った。ただ、それは一年前の話だ。

 実は俺も誘われて始めたんだ、とボスは言った。誘ったのは中学の時の先輩二人。ボスの中学時代の話はあまり知らないが、今でも付き合いのある先輩が真面目なタイプのわけがない。案の定、テレアポを初めて三ヶ月が過ぎる頃、ボスは悪巧みを持ちかけられる。

 「その会社に保管してある名簿をさ、気付かれないようにコピーしようって言われたんだよ。初め、意味が分かんなくてさ。で、色々教えてもらって、あ、なるほどって納得して」

 そう、ボスは納得して悪巧みに加担した。先輩二人と計画を立て、名簿を全てコピーし、二ヶ月後に先輩が一人、四ヶ月後にもう一人、半年後にボスもそのバイトを辞めた。この時点で「計画成功」だ。そこまでは俺にも分かる。ただ、その後が全然分からない。

 「名簿は財産なんだよ」

 そんなボスの言葉を聞いてもピンとこない。オレオレ詐欺を電話で行うことは知っている。そのために電話番号の載った名簿が必要なのも分かる。ただ、子どもが小中学生ではオレオレ詐欺にならないはずだ。

 「いや、オレオレやってる人達はそれだけじゃないからさ、色々なパターンがあるらしいんだ」

 らしい、ということはボスもよく分かっていないのか――。

 違和感があった。ボスはいつでも冷静で、危ない橋など決して渡らないタイプのはずだ。どうして自分でもよく分からないような状況に乗り込もうとしているのか。俺には理解できない。怪訝な顔をしている後輩に、ボスはさっきと同じ言葉を繰り返した。

 「月二百いくらしいんだよ」

 それもそれでよく分からなかった。もちろん二百万円は欲しい。悪いことをして稼ぐことへの嫌悪感もそんなにないが、確実な話ではなく、二百いく「らしい」という状態なら飛びつくような話とは到底思えない。コピーした名簿と引き換えに、オレオレ詐欺のグループの「偉い人」に会えたという話に至っては、何だか損をしたような印象さえ受けた。多分、全体像が見えないから、現実味が一向に湧かなかったのだと思う。

 俺の反応が悪かったからか、それ以来一度もボスはその話をしてこない。だから今、犯罪に手を染めているかどうかは知らない。訊きもしない。オレオレ詐欺関連のニュースを見ればたまに思い出してしまうが、でもそこまでの話だ。だからあの夜も少年犯罪の特集番組を見ているのに、そんな話は途中まですっかり忘れていた。

 

 テレビは、女を使って複数の大人から金を脅し取っていた少年グループを映し出していた。カメラに悪態をつきながら連行されていく少年たち。顔にはモザイク。音声処理された甲高い声でナニ撮ッテンダヨーと凄む姿に、三人とも腹を抱えて笑っていた。

 まず出会い系サイトで、グルの女がオッサンと約束をして待ち合わせる。ホテルに入る寸前で少年たちが出てきてオッサンから金品を奪う。いわゆるツツモタセ。昔からよくある手口だ。もっとうまいことやりゃいいのに、という俺の軽口にボスが反応した。

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 「コウタならどうする?」

 そう正面きって訊かれるとなかなかいいアイデアが出てこない。だから俺は「頭脳派」じゃないんだ。生涯お調子者。すると「もっと徹底的に口を封じればいいのに」とシュンジが喋り始める。

 「ちゃんと口止めをしないからどこかでバレるんじゃないかな」

 真面目なあいつらしからぬ発言だったのでよく覚えている。写真を撮って、会社の名刺を奪って、免許証のコピーを取って、スマホの番号や自宅の住所も押さえて、と不謹慎な具体策を挙げている途中でボスが制した。

 「違うよシュンジ、もっと簡単に成功率は上がるってば」

 ボスらしい喋り方。とんでもない悪事を企んでいるような、俺たちを試しているような、自分の考えに絶対の自信があるような。そんな雰囲気が混じり合って伝染しそうな輝きを放っている。こういう時のボスは理屈抜きで魅力がある。何ていうか、色っぽい。

 シュンジはなかなかその答えを見つけられなかった。無論、俺もだ。ボスは自分の投げかけた言葉を忘れたかのように、黙ってテレビを見続けていたが、番組が終わるとボリュームをゼロにして「あのな」と話し始めた。

 「あのな、シュンジが言ったことも一理あるとは思うんだよ。たしかにちゃんと口止めしておかなかったから、最終的にああやってパクられちまったんだろうな。しかもあんな風にテレビで流されちゃってさ、モザイクかかってても恥ずかしいよな。俺だったら心の病気になるかもしれないよ」煙草に火を点けるボスを、俺もシュンジもマヌケな顔で見蕩れている。「とにかくパクられたらアウト。だろ? それまで九十九回うまくいったとしても、百回目でパクられたら全部パーだよ、パー。初回でパクられるドジと変わんないってことだ」

 そう言ってボスは煙を深く吸いこんだ。次の言葉を待っている俺たちはやっぱりマヌケ顔。ボスはこういう沈黙を楽しんでいるに違いない。たった二歳上なだけなのに、どうしてこんなに大人びているんだろう。あと二年、いや五年経ったとしても到底ボスみたいには振る舞えない。

 「被害者になるオッサンの中で、一番おいしいカモはどんなタイプだと思う?」

 そう言って頭脳派・シュンジに視線を投げるボス。

 「金を持ってて、地位や名誉もあって……」

 そこで言葉が詰まる。俺もそれくらいしか思いつかない。また沈黙。我慢しきれず煙草に手を伸ばす。つられてあいつも煙草をくわえた。一番大事な条件は、とボスがもどかしそうに口を開く。

 「一番大事な条件は、口が固いことだろ?」

 言っている意味がすぐには分からなかった。

 「いいか、パクられたらアウトなんだぞ、アウト。被害者が金を持ってなくても、立派な人物じゃなくても、それは小さなミスだ。やり直しは何回だって出来る。ただ、事件のことを喋られたら一発でアウトになっちまうだろ? もうそこでゲームセットだ。やり直しは出来ない。そもそも、出会い系みたいなところで被害者候補を捜すっていうのが、雑なんだよ、雑。どこの馬の骨ともつかないヤツに、一番大事な被害者役をやらせるからパクられちまうんだ」

 そう一気にまくしたてるとボスは残りの缶ビールを飲み干した。俺はこの時、オレオレ詐欺の話を思い出していて、実際にやっているかどうかを訊きたかったが我慢した。何も知らないシュンジがいたからだ。

 本当はそこで終わりだったのかもしれない。今になってみると、そうも思える。あの時「なるほど」と俺が相槌をうって、次のビールを冷蔵庫から出してくればそこで話題は変わったのかもしれない。テレビの音声ボリュームを元に戻して、俺たちは再び飲み始めたのかもしれない。しかしお調子者の俺は「じゃあ身元のしっかりしたヤツならベストですね」なんて口走っちまった。その戯言がスイッチを押した。

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 そうなんだよコウタ、というボスの声は少し大きく、エンジンがかかり始めていることを報せてくれる。

 「たとえばな、最初っからどんなヤツなのか分かっていれば、こんなに楽で安全なことはないよな。名前も、住所も、家族構成も、スマホの番号も、勤めている会社も、全部分かってるんだぞ、全部。あとは用意した落とし穴に落ちてもらうだけでいいんだ」

 身振り手振りをつけて話すボスの勢いに、俺は説得されかかっていた。こんな瞬間は今まで何度もあった。だけど、とシュンジが重い口を開く。

 「だけど、口が固いかどうかは分かりづらいんじゃないですかね?」

 そうだ、こいつの言うとおりだ。どんなに情報があっても本人の口が軽かったら結局同じだ。さすが頭脳派。そう思い、頷いた俺を見ながらボスは「分かってるよ」という感じで微笑んだ。

 「生まれつき口が固かろうと軽かろうと、それはどっちでも構わないんだ。そいつが口を固くしとかなきゃまずい状況に追い込めばいいんだからさ」まだ把握しかねている俺たちに、「つまりだな」と畳み掛けるボス。「つまりだな、最初から身元が割れてるヤツを相手にするんだ。そんなに難しい話じゃないだろ?」

 

 最後の一線をどうして越してしまったのか、ぼんやりと考えてみる。あの時、たしかにボスは「やってみるか」と言った。

 「俺たち三人で完璧なのを一発やってみるか」

 そんな声を生々しく覚えている。あと、本当にオレオレ詐欺をやってそうだなと思ったことも覚えている。あれはもっと悪いことをしている人の態度だ。ただいくらボスの言葉でも、またいくら安全性が保証されていても、犯罪のお誘いにそうそう乗ったりはしない。俺にも、シュンジにも、そして言い出した当のボスにも、実行に移してみようという「最後の一線」を越した理由があったはずだ。

 俺の理由はひとつではない。全部で三つある。

 まず、単純に楽しそうだったからだ。生涯お調子者をなめてもらっちゃ困る。とにかく楽しそうな匂いを放っとけないんだ。その匂いを追っかけて今までやってきた。

 次は、ボスに対する信頼感。それは「失敗しないだろう」という安心感と同じだ。今までボスを信頼して失敗したことなんて一度もない。

 そして最後の理由は、シュンジに対する見栄だ。あまり乗り気じゃなかったあいつの姿は、確実に俺の背中を押した。ボスに認められたい、評価をされたい、という想いは高校時代からずっと変わらない。俺もシュンジも、その想いを互いに競っている。どっちがボスに少しでも近付けるか、という競争。高一の時にスタートしたそれは意外にも長距離走で、二十一歳になった今でもゴールが何処なのか、何がゴールなのかも見えていない。ただ、あの瞬間にリードしようと思ったのは間違いない。

 ボスの理由は、自分に対する自信だろう。顔にモザイクをかけられ、声を音声処理されているような馬鹿よりもうまくやれる、という自信。スポーツをやるような感覚と近いのかもしれない。

 さあ、残っているのはシュンジ。こいつが一番分からない。たしかに俺たちは、ボスに近付こうと互いに競っているが、あいつには守りたいものが多い。たとえば期待をかけてくれる両親とか、一流大学に在籍してまっとうな就職を狙える現在の立場とか。

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 俺も丸腰なわけではないが、まあ何とかなるだろうとどこか呑気に構えている。いや、本音を言えばどこか諦めちまってるんだ。こんな二流の大学で英語の再履修を受けている奴の未来なんてたかが知れている。必死に頑張った挙句、なんとか人並みの生活を手に入れました、か。くだらない。

 あの新しい公園にいた若い母親たちが浮かんできて、絶望的な気持ちになった。俺の「幸せ」は奴等の「幸せ」より価値がないかもしれない、という結論は胃をじわじわと痛めつける。百均の傘よりダメな傘。雨があがった後に捨てられ、ホームレスにも拾われないビニール傘を想像し、更に胃が痛む。

 俺は積極的に変化を求めたりはしないが、この生活に対してあまり未練はない。生命への未練は人一倍強いんだけどな。生活がどうなろうと生きてさえいればいいんだ。むしろ、こんな今の生活なんか早く変わってほしい。山奥でも海外でも無人島でも何処でもいいから、誰かこの身体ごと放り投げてくれないか。そう願っている。

 こんな俺に比べれば、シュンジは生活に対しての未練があるはずだ。となると、ボスへの信頼感だけで最後の一線を越してしまったんだろうか。もしかして、と予想をしてみる。

 もしかしてあいつも、普段の生活にとても退屈していたのかもしれない。その予想は多少突飛だったが、考えられない線じゃなかった。

 そういえば昔から、シュンジの目はどこか寂しそうだ。

 

 本格的に計画を練りだした俺たちが最初にするべきことはキャスティング、つまり被害者選びだった。でも三人とも、直接の知り合いの中からは候補者を見つけられなかった。いや、もし見つけられたとしても、なかなか言い出さなかっただろう。

 計画頓挫。煮詰まった俺たちは、煙草と酒を無駄に浪費し続け、遂に買い置きさえ底をついた。そんな時、いつも買い物係を引き受けるのはシュンジだ。ただ、あの日は珍しくボスが買いに行った。

 二人きりになるとシュンジは、やっぱりやめないかと言い出した。いちいち付き合うのも面倒くさいから、俺は聞こえないふりをした。あいつもそれ以上はグダグダ言わなかった。何度もこんなやり取りを繰り返してきた。中学時代から何度もだ。

 バタバタと騒がしい音がする。走ってくる足音。ボスに違いない。ドアが乱暴に開く。興奮した表情を隠そうともせず、靴を脱ぐのさえもどかしそうにしている。俺もシュンジもピンときた。いいアイデアが浮かんだんだ。買い物袋を床に投げ、ドスンと腰を降ろしたボスが言う。

 「シュンジ、清美を呼べよ」

 その意味はすぐ分かった。清美は退学しているが、もともと高校は私立で、偏差値は低いがお嬢様学校だ。家は笹塚にある。俺は知らないが、シュンジは結構デカい家だったと驚いていた。親は不動産屋らしいが、清美自身もあまり詳しくは知らないらしい。

 「あいつだったら金持ちの友だちがたくさんいるだろう」

 そんなボスの言葉に俺は頷き、シュンジは難しい顔をしていた。やっぱりこいつは小心者だ。気が小さい。

 早く呼べよ、と俺は膝をつつく。あいつ出るかなあ、とぶつぶつ言いながらスマホを取り出すシュンジ。「出る出る、大丈夫だ」とボスは笑っている。案の定、清美は出た。方南町の居酒屋にいるがすぐに来るという。電話を切った後、小心者は憂鬱な表情を崩さなかった。あいつ口軽くないかな、と呟くシュンジに「お前次第だ」とからかうと、痛みを堪えるような顔に変わった。

 「これを機にちゃんと付き合えよ、共通の秘密があるとうまくいくもんだ」

 ボスはもう計画が半分成功したかのように機嫌がいい。清美は三十分弱で到着した。酒のせいで少しテンションが高い。ボスが手短かに計画を説明すると、清美は面白そうだとすぐに食いついた。お前の友達、金持ち多いだろ? と尋ねると「ちょっと考えるね」と言ってスマホを取り出す。登録してある名前を見ながら選考を開始する清美。膝を立てながら煙草を吸っている。

 俺はその姿を見ながら、清美が計画に乗った理由を考えていた。友達を売ってまで計画に乗ろうとしている理由は何なのか。

 別に毎日退屈だしぃ、

 なんだかその話は面白そうだしぃ、

 今ちょっと酔っ払ってて気分がいいしぃ。

 そんな適当な理由が一番清美には似合うような気がする。真剣な顔でスマホに登録されている名前を見つめている清美。今、頭の中ではどんな審査が行われているんだろう。中身を覗いてみたい。覗けば計画に乗った理由も分かるかもしれない。そんなことをぼんやり考えていると、清美がスマホの画面を見つめたまま理由を発表した。

 「それって私も分け前もらえるんだよね? 最近貧乏で困ってんだぁ」

 金か。

 意外な答えだったが、らしい答えだ。全くという訳ではないが、俺は金のことを考えていなかった。多分、ボスもシュンジも同じだろう。お前んち金持ちじゃんか、というボスに「私の金じゃないもん」と清美が答える。あの時、四人ともひらめいたんだと思う。示し合わせたような沈黙。スマホを炬燵の上に置いて、清美が笑いながら提案した。

 「じゃあ、うちのオヤジでいいんじゃない? いつもかなりの額、財布に入れてるし」

(第03回 了)

 

* 『証拠物件』は毎月06日に更新されます。

 

 

 

 

 

 

 

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