日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第82回)をアップしましたぁ。袖村茂明さんは文芸新人賞に『萬象常眞』といふ作品を応募して、最終選考まで残ったことがあるんですねぇ。引用されているのは『見上げる視線と見下ろす一瞥は衝突よりすれ違う刹那に震撼の火棘散り耀く。彼我自身が厄である時、厄除けは一寸の燭にもならないので。とはいえ自己自身が疫である斎、黴を糧と錆び遂せる路を慶ばねばならない』といった、詩のような祝詞のやうな文章です。『萬象常眞』は軽~いノリで書かれた風俗小説だそうですが、この箇所がネックになって新人賞を逃したさうです。とゆーことは、この箇所がおろち学的には最も重要になるんだなぁ(爆)。

 

んで桑田康介さんは、中学一年生の時からおろち道一直線で、その道の権威・深筋忠征(みすじただまさ)さんが経営する中古ピンク雑誌専門店「鮮渋堂」に出入りしていたやうです。深筋も即座に素質を見抜き、「この桑田康介なる可能的逸材に次世代スカトロ文化の再興を託すべく自ずから教育を施しはじめた」とあります。桑田は中学一年生にして「鮮渋堂」を継ぐべく、深筋に弟子入りを志願したのでした。二人の間で『弟子入りさせてくんないなら今ここで思いっきり脱糞するんで!』『やれるものならやってみろや』という応酬があり、実際にパフォーマンスが行われたやうです。やれやれ(爆)。

 

以上の事柄は、おろち学会で詳細に真偽が検討され、その哲学的考察から様々な学派が形成されてゆくのです。おろち学会、恐るべき文書主義団体だなぁ。おろち学においては、ヴィジュアルは負の求心点のやうなところがありますね。そのブラックホールのような求心点の回りを膨大な文書が取り巻いています。あ、トイレの排水口の水の渦巻きのやうだと言った方がピッタシくるかな(爆)。おろちに憑かれた人々と、学者も官僚も真っ青な絶対文書主義団体・おろち学会の物語は次回に続くのでしたぁ。

 

 

三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第82回) pdf版 ■

 

三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第82回) テキスト版 ■

 

 

■ 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)は3月31日〆切です ■

金魚屋では21世紀の文学界を担う新たな才能を求めています。

小説はもちろん短歌・俳句・自由詩などの詩のジャンル、あるいは文芸評論などで、思う存分、新たな世界観、文学観を表現したい意欲的作家の皆様の作品をお待ちしております。

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