星隆弘さんの『Ongaku & Bungaku by Kingyo』『No.025 踊れない散文の跳躍――サカナクション『新宝島』』をアップしましたぁ。サカナクションは男性3人女性2人の5人組みバンドです。作詞作曲はボーカル&ギターの山口一郎さんが担当しておられます。

 

星さんは『山口一郎の書きつける言葉はいつも夜に隠れている。(中略)日が昇り、目が効くようになれば、己の等身大の姿が見えてしまう。(中略)月は人に狂気をもたらすが、狂気は人に詩をもたらす。夜明けとともに人は正気へと覚醒する。正気は人に散文をもたらす。散文には法の支配がある。人工的に整備された文法の支配が』と書いておられます。

 

次と その次と その次と線を引き続けた

次の目的地を描くんだ

宝島

 

このまま君を連れて行くと

丁寧に描くと

揺れたり震えたりした線で

丁寧に描く

と決めていたよ

(新宝島)

 

いい歌詞ですね。星さんはこの詩について、『書き起こされたこの一節は散文そのものである。目的地が現れるまで線を引き続けようという散文家の開き直った気概がある。しかしこの線は、夜に溶けて水底まで垂らす一本の釣り糸でもある。彼は何を待っているのか。魚が跳ねる時。散文が跳躍する時』と批評しておられます。

 

 

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星隆弘 『Ongaku & Bungaku by Kingyo』『No.025 踊れない散文の跳躍――サカナクション『新宝島』』 ■