大野ロベルトさんの連載エセー『オルフェの鏡-翻訳と反訳のあいだ』『No.007 恋人たちの言葉』をアップしましたぁ。大野さんは俗語にもお詳しいようですね。『恋人を指す俗語も枚挙にいとまがない。・・・宮武外骨が大正十年にまとめた『売春婦異名集』を見るだけでも優に数百を超える。鴨に干瓢、水汲に綿摘などなど、いずれも土地の香りと書物の記憶を帯びて妖しげに呼吸する名ばかりだ』と書いておられます。

 

花柳界の隠語は、雅なやうで露骨なものが多いです。そのほとんどが今では死語になってしまひましたが、そういふ言葉をわざわざ集めて残してくれた文人の方もいらっしゃる。今でも各業界に隠語は存在しますが、それもいずれ死語になってゆくんだらうなぁ。大野さんが書いておられるように、隠語は時代特有の言葉でもあるわけです。

 

んで今回は『恋人たちの言葉』です。恋人たちの言葉は永遠なのか、そうではなひのか。密室の繭のような世界で囁かれる言葉は永遠であり、また特殊なものでもあります。じっくりお楽しみください。

 

 

大野ロベルト 連載エセー 『オルフェの鏡-翻訳と反訳のあいだ』『No.007 恋人たちの言葉』 ■