金井純さんのBOOKレビュー『絵のある本のはなし』『No.041 『雪だるまの雪子ちゃん』 江國香織著』をアップしましたぁ。江國さんの童話風小説『雪だるまの雪子ちゃん』を取り上げておられます。挿絵は銅版画家の山本容子さんです。好みはお持ちなんでせうが、江國さんや谷川俊太郎さんは、どんな画家とでもタッグを組めるなぁ。やっぱ内容の一般性が高いからでせうね。売れっ子作家であることの証でもありまふ。

 

雪子ちゃんは文字通り雪だるまの子で、それ以上の説明はごぢゃりません。金井さんは『雪子ちゃんが描かれた絵の描線は、少しあやふやである。これもまた、肝要なことかもしれない。いったいに雪子ちゃんという存在について、狙いや主張といったものはないのだ。雪子ちゃんはただそこに、矛盾した存在としてある。矛盾しているからこそ孤独なのであり、社会的な居場所はない』と書いておられます。

 

思いっきり不思議な存在で、でも少なくともこの小説の登場人物たちが、なんの違和感もなく雪子ちゃんを受け入れているところが江國さんの作品です。金井さんは『そして物語は常に、そのような解釈や意味づけを裏切らなくては魅力がないのだ』と批評しておられます。じっくりお楽しみください。

 

 

金井純 BOOKレビュー 『絵のある本のはなし』『No.041 『雪だるまの雪子ちゃん』 江國香織著』 ■