第02回金魚屋新人賞 第一次審査通過作品発表、および第03回 金魚屋新人賞応募要項(共に辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)をアップしましたぁ。第02回金魚屋新人賞にたくさんのご応募ありがとうございました。心から感謝申し上げます。応募総数は161作品で、そのうち37作品が一次審査通過となりました。石川も読ませていただきましたが、昨年度以上に力のこもった作品が多いように感じます。

 

これから自分の作品を世に問おうとしている作家には、夢がなければならないと思います。作家の夢とは、自分の本が一人でも多くの読者に読まれることでしょうね。そのためには最低限度の能力として、いくらでも書けるような筆力が必要です。またささやかな反応であろうと、発表した作品に対する評価を取り入れて、世の中に合わせて変わってゆく柔軟な能力も求められるのではないかと思います。

 

ただ文学金魚は安易な夢は提示しません。若くしてデビューして有名文学賞を受賞して、ベストセラー作家として先生と呼ばれて生きてゆく作家はいつの時代でもほんの数人です。宝くじに当たるより低い確率だと言ってもいいと思います。しかしそうならなかったとしても、作家の本質的な夢は消え去らないのではないしょうか。コンスタントに書き続けられる場所があること、それを本の形にして世に問えるシステムがあることの方が、作家にとっては有名になったりお金がもうかることよりも遙かに重要です。文学金魚が軌道に乗せたいのはそういったシステムです。そのためにはもっともっと多くの方々のご協力が必要ですが。

 

高度経済成長期の出版全盛期はもちろん、20年前、30年前と比較しても人々の娯楽ツールが飛躍的に増えた現代において、本の売り上げが伸び悩んでいるのは半ば必然です。一昔前は文芸誌の新人賞受賞が文壇への登竜門でしたが、現在では新人賞を受賞したことが、かえって足かせになってしまっている状況も見受けられます。ただどうしても世に問いたい作品を持つ作家には文学金魚があります。すでに新人賞はクリアしている作家の皆様にも、文学金魚を是非活用していただければと思います。

 

 

第02回金魚屋新人賞 第一次審査通過作品発表(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通) ■

 

第03金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■