日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第62回)をアップしましたぁ。今回は三浦センセお得意の「掲示板投稿文」シリーズであります。石川くらいの世代の方は、情報誌「ピア」の小口に細かい字で印刷されたはみ出し投稿を覚えておられることと思います。あれはしょーもない内容だったけどちょっと面白かった。

 

現在はそういったちょっとした意見や感想がネット上に溢れているわけで、三浦センセはそれを上手く利用しておられます。ちなにみ石川は、週刊誌の巻末などに掲載されている「幸せになれるブレスレッド」などの読者投稿を読むのが大好きであります。「これを付けたら一週間で彼氏ができましたっ!」とかいったお便りですね(爆)。

 

んで今回は三浦センセのライティング講座でもあります。「私は21歳の学生です。【「私は」は要らない)ここ一ヶ月くらいバイトやサークルが忙しかったりで食生活がかなり乱れてたんですが,【「ここ○○」「食生活が乱れる」といった定型はなるべく避けるべし】先週ひどい便秘になってしまったんです。そのときのおならが臭くて臭くて…。【「臭くて臭くて」の準畳語は形式的すぎて臭さが伝わらない】】といった具合ですね。う~んなるほどぉ。

 

三浦センセはまた、「【「不機嫌」の描写を具体的に描くべし。ここで執拗偏執勝負できれば文章に核心が生まれてすべて生きたのになあ。え? だからバランスなんて考えるのおこがましいっつの】」とも書いておられます。『偏態パズル』の核心だなぁ。あ、でも『偏態パズル』の核心はおろち学会が握っているのでしたな。世界を俯瞰するように見つめながら、でも偏愛によって築かれる『偏態パズル』はまだまだ続くのでしたぁ。

 

 

三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第62回) pdf版 ■

 

三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第62回) テキスト版 ■