露津まりいさんの連載サスペンス小説『贋物師-フェイク・マスター』(第24回)をアップしましたぁ。源氏物語絵巻語断簡の取引が終了しましたね。2億といふ設定です。源氏物語物絵巻で素敵な絵があればそのくらいはするかもしれませんねぇ。
骨董屋さんは気楽な商売に見えますが、ある人の所有物を別の場所に移す(売買する)のはとても難しいそうです。所有者によっては単なる物ではないからです。また海外のオークションで何十億の値がついたというニュースが流れますが、ぢゃあ売れば買値と同じかそれ以上になるかと言えばそうでもない。買い手側がその骨董や絵をどれほど欲しがっているているかで価格が決まる。オークションは買い手の思い入れが反映される売買の場でもあるようです。
そんで雲間さんの所に警察の捜査の手が伸びてきていますねぇ。これも興味津々です。骨董売買の場合、骨董屋の脱税以外、犯罪として立件しにくいのであります。売った方は本物と思って売っている、買い手も本物と思って買っているとなると、売り手が確信犯として贋作を売買していたと証明しなければならないわけです。さて、どうなるのでしょうか。楽しみでありますぅ。
■ 露津まりい 連載サスペンス小説 『贋物師-フェイク・マスター』(第24回) pdf 版 ■
■ 露津まりい 連載サスペンス小説 『贋物師-フェイク・マスター』(第24回) テキスト版 ■