菜穂実さんの連載小説 『ケータイ小説!』 (第 23 回) をアップしましたぁ。今回はちぃっとしんみりした内容になっておりますなぁ。作家と作品は別モノなので、菜穂実さんらしくなひとは申しませんが (爆)。でもま、主人公のまるこちゃんは、じゅうぶん菜穂実さん的なお方であるわけでして。
ほれにしても女性は男の言動に敏感ですなぁ。特に気になる男性に対してはそうであります。確かさんまさんの 『ほんまでっか!?TV』 で、男女が喧嘩になると、女性の動体視力がぐぅぅぅ~んと上がるといふ話をしていたのを聞いたことがあります。こりにはいろんな説があると思いますが、やっぱ男の暴力に対する防御姿勢といふのが一番説得力があるやうな。緊迫した場面で女性は観察眼が研ぎすまされ、男は我を忘れて手を上げがちになる。ま、一つのパターン読解ではありますけんど。ちなみに不肖・石川はごくおとなしい草食系でありますぅ。
『ケータイ小説!』はいよいよラストの追い込みに入ってきましたが、今回の谷底からどんなふうに物語が展開するのか楽しみであります。作家はテーマに応じて、また純文学や大衆小説、あるいは現代小説や時代小説といったジャンルに応じて作品を書き分けていけるのが理想です。ケータイ小説は骨組み中心のプロットプラス抒情が表現の核になるのではないかと思います。明日からの三連休はさぶくなるやうなので、お時間のある方は、『ケータイ小説!』を最初から読んでみてくださいませませぇ。
■ 菜穂実 連載小説 『ケータイ小説!』 (第 23 回) ■