山際恭子さんのTVドラマ批評 『 No.033 ガラスの家』 をアップしましたぁ。放送はもう終了してしまいましたが、大石静さん脚本、井川遥さん主演のNHKさんのドラマです。不肖・石川も、毎回ではないですがドラマを見ました。どんだけテレビ見てるねんといふ感じです (笑)。みなさん山際さんのコンテンツをお読みになって、ドラマの印象を反芻してくださいませ。
そんで山際さんは、『大石静というと、「典型的ドラマ」 という言葉が浮かぶが、今回もそうであった。最後まで徹底鉄尾、ステレオタイプだ』 と書いておられますが、う~ん、う~ん、実は石川もほぼまったく同じことを感じてしまったのであります。ぶっちゃけ全部の回を見なかったのは、もう見てしまった気がしたからであります。色々伏線は張ってあるのですが、う~ん、う~ん、それが決して深まらないで表層を流れて行くだろうなぁというのが、手に取るようにわかってしまったといふか。ああっ、大石先生、ごめんなさいっ、NHKさん、ごめんなさいっ。
ほんでこそっと言ってしまうと、大石先生作品は、たしかに時代の雰囲気を捉えていたと思うのです。それは 『ガラスの家』 というタイトルに良く表れていると思います。時代の幼さを描く雰囲気が大石作品にはありました。でも作家も受け手もいつまでも幼いままではいられない。先生の作品は、確かに手の込んだプロットになってきていると思いますが、それがドラマに深みをもたらすことはないんぢゃないかなぁ。
山際さんは 『新しい発見としては、井川遥というのは美人なんだなあ、ということに尽きる』 と書いておられますが、石川も、このドラマ、井川さん主演ぢゃないときついなぁと感じました。テレビ業界には僕らの知らない厳しい制約と競争があると思いますが、ここは一つ踏ん張って、どんっとステレオタイプを抜け出して大脚本家になっていただきたいですぅ。
■ 山際恭子 TVドラマ批評 『 No.033 ガラスの家』 ■