鶴山裕司さんの連載抒情詩 『羽沢 第 005 回 ファン・ゴッホ／吉祥寺に南桂子展を見に行く／貯水池』 をアップしましたぁ。今回は絵画シリーズのやうです。ゴッホ、南桂子、草間彌生さんの絵を題材にしておられます。どの絵もいいなぁ。不肖・石川は文学金魚編集人なので、日本で一番金魚画面を見ているわけですが、普通の文芸誌を開くと絵がないことにちょいと異和感を覚え始めている今日この頃です （笑）。
そんで鶴山さんはここ数回は３篇ずつ作品を発表されています。『このペースで行くんですか？』 とお聞きしたら、『いや、１篇から３篇くらいと思ってください。仕事が重なって数が書けない月もあると思います』 といふお返事でした。でも楽しそうに書いておられますね。読んでいても書きあぐんだという感じの箇所がない。野球でホームランが出るとき実に美しいフォームで簡単に打ってると感じることがありますが、文学でもスピード感は大事ですよね。特に詩の場合、無理なくスラリと溢れ出したような作品の方が、よい作品になる確率が高いように思います。
鶴山さんはハードコアな難解詩もお書きになる詩人で、『力の詩篇』 三部作として既に 『東方の書』 『国書』 を出版されています。こちらの方はお書きにならないんですか？とお聞きしたら、『さすがに抒情詩を書いている間は書けません。だから早く 『羽沢』 シリーズを書き上げてしまいたいです』 とのことでした。ふんじゃあやっぱ月３篇くらいは必要かなっ。不肖・石川としては大歓迎でありますぅ。
■ 鶴山裕司 連載抒情詩 『羽沢 第 005 回 ファン・ゴッホ／吉祥寺に南桂子展を見に行く／貯水池』 pdf 版 ■
■ 鶴山裕司 連載抒情詩 『羽沢 第 005 回 ファン・ゴッホ／吉祥寺に南桂子展を見に行く／貯水池』 テキスト版 ■
