三浦俊彦さんの連載小説 『偏態パズル』 (第18回) をアップしましたぁ。日本が誇る世界的特殊作家、三浦さんの作品第 18 弾であります。と言いましても 『偏態パズル』 を翻訳して海外に紹介しやうといふ動きはまだないですから、今のところ日本語でしか読めないんですが (笑)。しっかしこの作品、普遍的かつ極めて日本的作品でもあるだろうなぁ。どこか森鷗外の史伝にも通じるような、緻密な考証 (三浦さん的に言えば 〝おろち学〟) 作品であります。
そんで英訳したらタイトルはど~なるんだろ。『偏態』 と 『変態』 は違うぞぉ。カタヨリっていうのは、どこかバランスが取れていない、人にはわからないような執着があるっていふ意味ですよね。それをあえてタイトルに使うといふことは、作者は片寄っていることに意識的であると読み取れます。単純に 〝abnormal〟 と訳しちゃダメでしょうねぇ。不肖・石川はやっぱ素直に 〝HENTAI Puzzle〟 が cool だと思います。あ、まだ翻訳決まってないんだった (笑)。
今回は新しく桑田康介さんといふ人物が登場します。彼も金妙塾の塾生であります。塾生はとにかくレポートを書かなきゃならないのであります。それを元にして金妙塾で活発な議論が交わされるわけですね。全体は3つのパートに分かれていて、桑田さんの後は川延雅志さん、印南哲治さんの記述です。川延さんは第 10 回、印南哲治さんは第 13 回に登場します。皆さん、パズルですからメモを取らないと 〝解答〟 は見つからないかもですっ (笑)。
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第18回) PDF版 ■
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第18回) テキスト版 ■