三浦俊彦さんの連載小説 『偏態パズル』 (第17回) をアップしましたぁ。日本語で書く世界的特殊作家、三浦俊彦さんの新作ですよ~。今回は三谷恒明さんが新たに登場しております。そんでまあ、すんごいビジネスを思いついた方であります。これぞベンチャーかも。新しいテクノロジーを開発するのではなく、極めてローテクで根源的なところにビジネスチャンスを見出された方ですが (笑)。
そんで 『偏態パズル』、まぢパスルだなぁ。コードウェイナー・スミスといふ SF 作家に、人類補完機構といふシリーズがあります。『ノーストリリア』 なんかが長篇の代表作です。人類補完機構といふ謎の組織が、実は人類の生殺与奪の権を握っていて、地球全体の将来を裏でコントロールしているといふお話です。三浦さんの 『偏態パズル』 を読んでいて、ふとコードウェイナーの人類補完機構シリーズを思い出してしまひました。
『偏態パズル』 の世界って、〝おろち学界〟 の報告書といふ体裁をとっています。この学界、謎の組織であります。でも地理学とか、体験学とか、いろんな分科会にわかれておろち学を研究しているようであります。袖村さんを始めとする主要登場人物は、おろち学界の研究対象なわけですね。いったいおろち学界とはなんなのかっ!どこに本部があるのかっ!誰がトップなのかっ!そんで僕もあなたもおろち学界に観察されているのかぁぁぁっ!。考え始めると夜も眠れなくなりそうですぅ (爆)。
■三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第17回) PDF版 ■
■三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第17回) テキスト版 ■