鶴山裕司さんの連載抒情詩 羽沢 『第003回 秋雷/ランナー/星空』 をアップしましたぁ。今回は 3 篇です。ある程度の数の抒情詩をストックされているようで、類似傾向作品をまとめて出していきたいとのことでした。『作家によって好みの書き方があるけど、できるだけいろんな抒情詩の書き方を試してみたいと思います』 とお話されていました。
鶴山さんには骨董のエッセイの連載もお願いしているのですが、これも近々原稿を送っていただく予定です。『なんかおもしろい骨董買ったんですか?』 とお聞きしたら、『あ、タイムリーなのがあるよ』 と言って写真が送られてきました。添付写真がそれであります。
第 29 代内閣総理大臣、犬養毅(雅号・木堂)さんの染付筒茶碗だそうです。犬養さんは昭和 7 年 (1932年) の五・一五事件で暗殺された首相です。陸・海軍の青年将校が乱入してきた時に、『話せば分かる』 とおっしゃったエピソードはあまりにも有名です。つい先日、政府閣議で首相公邸に幽霊は出ないというステートメントが発表されましたが、昨日安倍首相が、森元首相が公邸で幽霊の足を見たと話していたとテレビで発言されたようです(笑)。犬養さんらが首相官邸で暗殺されたことなどが、そういう都市伝説を生み出したみたいですね。
鶴山さんによると、茶碗に書かれた文字から昭和 3 年 (1928年) に犬養さんが京都旅行した時に、磁器に染付された作品だとわかるようです。観光名所でよくある焼物に絵や文字を入れる、記念のお土産物らしい。『これで次のエッセイ書かれるんですか?』 とお聞きしたら、『まさか。こういうもので書いたら、骨董好きに笑われますよ』 とのことでした。う~ん、骨董の世界、不肖・石川にはよくわからんですぅ。
■ 鶴山裕司 連載抒情詩 羽沢 『第003回 秋雷/ランナー/星空』 PDF版 ■
■ 鶴山裕司 連載抒情詩 羽沢 『第003回 秋雷/ランナー/星空』 テキスト版 ■