樂月慎さんの 連載小説『色恋セラピー』 『第4回 逸脱路線図(上)』 をアップしましたぁ。今回は 3 回に分けての掲載です。不肖・石川、コンテンツへのアクセス傾向を定期的にチェックさせていただいているんですが、ネット文芸誌にはそれなりの癖がありますねぇ。やっぱ定期的に更新されているコンテンツの方がアクセス率が高いようです。紙媒体より多くの方に読んでいただけるメディアだと思いますが、毎日コンテンツがアップされるので、継続的に著者さんが登場するのもアクセス率向上の重要な要素のようです。
そんで樂月さんの今回の作品、シリーズの中でも特にいいですよ。樂月さんはすんごい抒情に走る時と、全身を性と暴力で満たすような残酷な時と、大きな振幅を持っている作家さんであります。今回の作品は後者に近づいているかな。石川は 『陽だまりのブラジリアン』 に衝撃を受けたせひか、樂月さんの狂気と暴力と抒情が入り混じる作品が大好きなのであります。
樂月さんは 『偏態パズル』 の三浦俊彦さんと同様、ちょい誤解を招きかねない言葉ですが、本質的に風俗壊乱的要素をお持ちの作家さんだと思います。でも現代の風俗壊乱ってなんだろうって考えてしまひますね。ネット時代に 『チャタレー』 やサド裁判のように、文字媒体が風俗壊乱作品として指弾されることはまずないと思います。もちろん樂月さんや三浦さん作品はポルノとは最初から無縁ですが、現代だからこそ、過去とは違う意味で、ある本質をズバリと小説で表現できる作家さんだと思います。
とはいへ石川はヘタレですから、作品によっては 『ひぃ~勘弁してくれぃっ!』 と叫んでしまふかもしれません。でも多分ですが、ヘタレで常識に凝り固まった石川に泣きを入れさせたら、皆さんの書くコンテンツは優れた作品なのだと思ひますぅ。
■ 樂月慎 連載小説『色恋セラピー』 『第4回 逸脱路線図(上)』 pdf版 ■
■ 樂月慎 連載小説『色恋セラピー』 『第4回 逸脱路線図(上)』 テキスト版 ■