高嶋秋穂さんの詩誌時評 『『角川短歌』批評を始めるにあたって』 をアップしましたぁ。短歌批評は遅れていましたが、ようやく執筆者の方を見つけることができました。高嶋さんに批評していただくのは 『角川短歌』 さんです。商業歌誌はほかにも刊行されていますが、とりあえず歴史ある 『角川短歌』 さんから始めたいと思います。
高嶋さん、『短歌は歌人たちの集団である歌壇以外では読まれておらず日本文学の中で孤立しています』 と書いておられます。異論・反論は当然あると思いますが、飛ばしているといふか、かましておられますねぇ (笑)。その理由は高嶋さんのコンテンツをお読みいただければと思いますが、問題提起の一つとしては許容できると思います。
短歌時評者を探すのに、不肖・石川も少し現在の短歌界をリサーチしましたが、なかなか難しい局面にさしかかっているなぁと思いました。高嶋さんもお書きになっていますが、小説や俳句、自由詩の愛好者でも短歌まで読んでいる人は少ない。要は一般文学界とはちょっと隔絶した場所でさまざまな事が起こっているわけです。
盛況なんですよ、短歌って。特に口語短歌は全盛期で若い創作者人口がすごく増えていると思います。問題はその質です。石川には作品評価基準がぜんぜん見えませんでした。率直に言えば、これが短歌でいいの?っていう印象を持ちました。良い悪いの問題ではなく、そういった現状を高嶋さんにこれから分析批評していただこうと思います。
■ 高嶋秋穂 詩誌時評 『『角川短歌』批評を始めるにあたって』 ■