田山了一さんのTVドラマ批評 『No.014 信長のシェフ』 をアップしましたぁ。原作・西村ミツル、作画・梶川卓郎さん原作マンガのドラマ化ですが、深夜枠とはいえ豪華な俳優陣です。主人公は玉森裕太さん、ヒロインは志田未来さん、織田信長は及川光博さんです。ほかにも香椎由宇、宇梶剛、稲垣吾郎さんら、豪華俳優陣が出演されています。
内容は戦国時代にタイムトリップした料理人が、その腕を見込まれて織田信長の料理人になり、難しいリクエストにこたえていくというものです。桃山時代は、日本の歴史上、唯一積極的にヨーロッパと交流していましたから、いわゆる洋食の料理人だったらしい主人公が活躍できる設定になっています。この時代が血湧き肉躍る闘いの世だったことは言うまでもありません。
で、田山さんが書いておられるように、マンガ原作のドラマ化って意外に難しいですよねぇ。脚本は言葉を絵で表現するわけですが、マンガだと絵を絵で表現することになってしまいます。逆に言えば、そこが俳優陣の腕の見せどころなんでしょうね。
マンガに限らないですが、原作の映像化は原作者との信頼関係が不可欠かもしれません。バットマンのように、思い切って原作を再解釈した方がいい場合もあります。小説やマンガでは、読者個々が登場人物のイメージを既に心の中に抱えていますから、それをいい意味で裏切った作品の方が秀作になるようです。
■ 田山了一 TVドラマ批評 『No.014 信長のシェフ』 ■