露津まりいさんの連載サスペンス小説 『贋物師-フェイク・マスター』（第11回） をアップしましたぁ。主人公の雲間さん、ワルモノからついに運命の女性を奪って逃走する覚悟を決めたようですね。でもうまくいくのかなぁ。不肖・石川、だんだんドキドキしてきました。ど～なるのか楽しみであります。
なにごとにも才能はあるもので、詐欺師と呼ばれる人たちは、他人の〝欲望〟を読むことに長けているようです。なにを必要としているのか、欲しがっているのかを注意深く観察してそれを目の前に並べてみせるわけです。もちろんいわゆる贋作を並べるわけですが、贋作をホンモノに見せるのは詐欺師の人間性ですね。一種魅力のある人が多いわけです。
露津さんの小説の登場人物、つまり詐欺師は皆さん魅力的だな。っ～ことは、騙し騙されることになるのかなぁ。推理サスペンス小説は時代を映す鏡という面があると思います。『贋物師-フェイク・マスター』 は豊かだけど、何かが足りない現代のサスペンスモノだと思いますですぅ。
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