後藤弘毅さんの連載映画批評 『No.030 『LOOPER/ルーパー』―00年代の「SF犯罪映画」とは何か?』 をアップしましたぁ。現在公開中のライアン・ジョンソン監督・脚本、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス主演の SF 犯罪映画です。ブルース・ウィリスさん、働き者ですねぇ。もうすぐ 『ダイ・ハード5』 も公開のようです。
「SF犯罪映画」 とはなにか ? については後藤さんのコンテンツをお読みいただければと思いますが、『LOOPER/ルーパー』 は 『ブレード・ランナー』 などと同じく、いつの時代でも変わらない人間社会や心理を描くために SF 的舞台を設定しているようです。CG を多用した SF 映画も楽しいですが、宇宙船が中古のポンコツだったり、テクノロジーが発展しているのに街が 1900 年代の上海のように混沌としていた方が、なにかリアリティがありますよねぇ。
後藤さんの映画批評を読んでいていると、映画が過去の映画の記憶の集積であり、現在作られている映画もまた、未来の映画に向かって開かれていることがよくわかります。ホラー、コメディ、恋愛モノ、アクション映画などのジャンルを問わず、複雑に絡み合った映画の記憶が現在の映画を作り出しているわけです。
映画は映画館で見るのが一番ですが、過去映画はそうもいきません。ただ昔より過去映画を見るのは簡単になりました。後藤さんのコンテンツの一番下には、コンテンツで触れられた過去映画をできるだけリストアップしています。参考になさってください。
■ 後藤弘毅 連載映画批評 『No.030 『LOOPER/ルーパー』―00年代の「SF犯罪映画」とは何か?』 ■