山本俊則さんの連載美術展時評 『No.017 セザンヌ-パリとプロバンス展』 をアップしましたぁ。セザンヌさんって、今では画材の名前になっているほど超有名でありますが、世間から画家として認められるようになったのは晩年なんですねぇ。ん~、世間の評価ってわからないものだなぁ。
石川にとってセザンヌはカレンダーのイメージであります。今でもありますが、昔の方がカレンダーに名作洋画を使っていたものが多かったような気がします。セザンヌさんの絵は確かリンゴだったなぁ。カレンダーには意外な情操教育的な要素があるかもです(笑)。
今僕たちが描いている絵は、基本的にフランス印象派の絵だと聞いたことがあります。自分の解釈で好きに絵を描く姿勢は、基本的に印象派の登場以降のことのようです。それまでは、『葉っぱは緑だけど、光が当たって揺れてたから滲ませて描くのだぁ』 といったことをしたら、先生からえらい勢いで叱られたやうです。物の形をしっかり描く古典派の手法が絵の基本だったのですね。
山本さんの時評を読むと、売れない期間が長かったにもかかわらず、セザンヌさんはすんごく一生懸命に絵を描き続けたやうです。偉い先生だなぁ。山本さんに 『セザンヌっていくらぐらいするんですか?』 とお聞きしたら、『買えないから値段は気にすることないよ』といふお返事が帰ってきました (笑)。
■ 山本俊則 連載美術展時評 『No.017 セザンヌ-パリとプロバンス展』 ■