『安井浩司「俳句と書」展』 開催記念コンテンツ 4 本をアップしましたぁ。ラインナップは田沼、岡野、山本、鶴山さんの連載で、田沼さんの連載は今回で最終回です。でもまだ他の方の連載は続くようです。気長にお付き合いくださいませませ。
今回の安井浩司関連コンテンツは、期せずして安井氏の密教的雰囲気にフォーカスを当てるものになりましたね。俳句には素人の僕が読んでも、安井さんの俳句は写生俳句なんかとは全然違うんだなぁ。なんかこう、もやもやとした宗教的な気配が漂っているような気がします。
東北は宮沢賢治を生んだ土地として有名ですが、彼は戦前に非常に強い思想・精神的影響力を持っていた国柱会の会員でした。そんで国柱会は法華経の宗派であります。安井さんは俳論などを読んでいる限り極めて怜悧な論客ですが、作品は確かにそれとは違うような気がします。東北独自としか言いようのない、密教的な雰囲気が漂っているような気がしないでもないのでありますぅ。
■ 田沼泰彦『来廊俳人記』『その五(最終回)・霊媒師の老女』 ■
■ 岡野隆『唐門会所蔵作品』『No.008 未刊句集篇 ① 汝がコスモロギア』 ■
■ 山本俊則『安井浩司墨書句漫読』『No.008 『天蓋は吊り上げられて早稲の花』 ■
■ 鶴山裕司『安井浩司初期参加同人誌を読む』『N0.008 『青年俳句』(前半)』 ■