三浦俊彦さんの新連載小説 『偏態パズル』 (第 1 回) をアップしましたぁ。不肖・石川、三浦さんの作品が大好きであります。文学金魚で新連載を始めてくださるなんて、すんごい嬉しいです。みなさんぜひぜひ読んでくださいませませ。
で、三浦さんの小説を読んだ皆様は、「これって小説なの?」と思われるかもしれません。いーんです、小説なんですっ!。小説って、実際はかなりがんじがらめの文学ジャンルで、本が売れる売れないは別にして、ちょい文才のある人が体系だって勉強すれば、比較的簡単に書けるものなんです。このジャンルの法則を崩す方が遙かに難しい。
三浦さんは別に小説ジャンルの掟を破ろうとか、前衛作家であろうという意図はないかもしれませんが、普通の小説をお書きになる作家さんではありません。ある意味、三浦さんのような作家さんが、文壇で活躍されていることの方が、ちょっと異様な光景なのであります。
でもね、型にはまった小説なんてつまんないですよ。金魚屋俳句批評陣は、『俳句って暑い寒いがほとんどだよな』と言っていましたが、それを言うなら小説って嬉しい悲しいのオンパレードです。
三浦さんは作家に分類され、創作は小説に分類されていますが、自由詩に近い作風だと言えないことはないと思います。テーマや書き方のルールをご自分でお作りになるわけですね。三浦さんのような作家さんは絶対必要です。
樂月さんもそうですが、文学金魚でどうしても書きたいこと、どうやっても書いてしまう何かを抱えている作家さんが連載を始めてくださって、石川は嬉しいですぅ。
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