『 安井浩司 「俳句と書」 展 』 記念インタビュー (中) をアップしましたぁ。ブログで何度も紹介しておりますように、来る 10 月 8 日から 14 日まで、銀座・ギャラリーノアで文学金魚オープニングイベント、『 安井浩司 「俳句と書」 展 』 が開催されます。
今回アップしたインタビューは、墨書展に合わせて刊行される公式図録兼書籍の 『 安井浩司 「 俳句と書 」 展 』 からの抜粋です。ネット版のコンテンツにしか掲載されていない情報もあります。今回掲載のインタビュー (中) で安井さんは、師の永田耕衣さんや前衛俳句の先達・高柳重信さん、高校生の時に参加した寺山修司主宰の俳誌 『牧羊神』 などについて語っておられます。
『 安井浩司 「 俳句と書 」 展』 は半年以上前から準備が始まった企画なので、石川も金魚屋協力スタッフから、安井文学について耳にタコができるほどレクチャーを受けてきました。正直に言えば、最初の頃は俳句なんてみんな似たり寄ったりでしょ、高柳重信系の前衛俳句の中で、今現在、ちょっと見所のある俳人さんなんでしょ、と思っておりました。
ん~でもやっぱ違っていたようです。ど~も安井さんは、かなり 〝凄い〟 ことをやってる俳人さんらしひ。現在進行形で何が行われているかを、現在進行形で正しく理解するのはとっても難しいことです。しかし今回の安井展、といふより、安井浩司さんといふ文学者に注目する試みは、石川が思っていたよりもずっとずっと意味のあることだったようです。
僕は文学金魚管理人ですから、なにを書いても宣伝にしか見えないでしょうが、時間がおありになる方は、どうぞ会場に足をお運びください。初日と 2 日目は会場に安井さんがいらっしゃるそうなので、その時間帯が確定したら文学金魚 HP でインフォメーションしますので、是非、墨書と一緒に安井さんを見に来てください (笑)。
数少ないですが、僕自身の経験から言っても、生きて動いている優れた文学者を実際に 「見た」 か 「見てない」 かは、あとあと大きな違いとなってきます。見てなければ、同時代人でもその方は文学史上の人です。一度でも、遠くからでも見たことがあれば、作品を読むときに、必ずそれが何か新しいヒントを与えてくれます。文学は人間が作り出すものであり、優れた文学者が、優れた人間でないわけがないのであります。
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