田沼泰彦さんの BOOK レビュー 『 いま全ての航跡が明かされる-『マクシマス詩篇』 』 をアップしましたぁ。『マクシマス詩篇』 はアメリカのチャールズ・オルソンさんの長編詩で、平野順雄さんによって今回初めて全編が日本語訳されました。それにしても厚さも価格も半端ぢゃないです。電話帳かぁって厚さの 1468 ページ、定価 3 万 3 千 6 百円となっております。
平野さんが長い時間をかけて訳された労作であり、芸術面でも学問的にも重要な書物だと思いますが、それにしても高いなぁ。南雲堂さん、もそっとなんとかなりまへんかと申し上げたくなりますです (笑)。確かに売上はあんまり期待できないでしょうが、できれば廉価版を出版していただきたいな。1 万円くらひだとありがたひですぅ。
田沼さんが書いておられますが、20 世紀アメリカ詩には、エズラ。パウンドの 『カントオズ』、W・C・ウィリアムズの 『パタソン』、ルイ・ズーコスフキーの 『A』、そしてチャールズ・オルソンの 『マクシマス詩篇』などの長篇詩があります。このうち日本語全訳があるのは 『パタソン』、そして今回の 『マクシマス詩篇』で、『カントオズ』 と 『A』 はまだ全訳がありません。
田沼さんは詩誌 「夏夷 leaflet」 でパウンドの 『カントオズ』 の全訳をされているので、近い将来、『カントオズ』 の日本語全訳も読めるようになると思います。金魚屋で出版させていただくことになれば、価格は 1 万円以内におさめたいですねぇ。まあ、ソロバンを弾いてみないとなんとも言えないわけですけど (笑)。
■『いま全ての航跡が明かされる-『マクシマス詩篇』』 URL■