金魚屋プレス日本版では、総合文学ウェブ情報誌 文学金魚のオープニングイベントとして、秋田在住の孤高の前衛俳句作家、安井浩司氏初の墨書展、『安井浩司 「俳句と書」 展』 (2012年10月8日~14日) を開催します。
これに合わせて、安井浩司氏に関連するコンテンツを週 1 回程度アップしてゆきます。第2回目は以下のコンテンツです。
■ 評論『安井浩司私論-「気」ポリフォニーの基底音』 豊口陽子 ■
■ 評論『投函されなかった安井浩司への三通の手紙-安井浩司『海辺のアポリア』論』 田沼泰彦 ■
豊口さんは安井氏の唯一のお弟子さんですが、あまり散文をお書きにならないので、今回アップした安井論は数少ない豊口さんの評論です。また豊口さんが師・安井浩司氏をどうとらえているのか、よくわかる評論になっていると思います。
田沼さんの安井俳句選は、『汝と我』 から 『空なる芭蕉』 までの、安井氏後期句集に時期を区切ったものです。また既発表ですが、田沼さんの安井論を 1 本アップしました。田沼さんはもう 1 本安井論を書かれているので、それも近いうちにアップする予定です。
なお昨日のブログでも書きましたが、墨書展カタログ 『安井浩司 「俳句と書 」展』 の入稿が完了しました。販売は 9 月 25 日頃からになります。僕もサンプルを見たのですが、いいできになっていると思います。単なる展覧会図録ではなく、これ一冊あれば、安井浩司という俳人が、どういう背景を持った方で、どのような仕事をされてきたのかがわかるようになっています。カタログについても徐々に情報をアップしてゆきますので、よろしくお願いします。