池田浩さんの文芸誌時評 『No.002 小説TRIPPER 2012年夏号』 をアップしましたぁ。『小説TRIPPER』 の特集は 『あたらしいファンタジー』 です。こういう特集タイトルを見ると、編集者の石川としてはニヤッとしてしまふところがありますね。ジャーナリズムは 「新」 とか 「反」 とかが好きなんです。新しいファンタジーとか、反・ファンタジーとかね。でもま、ファンタジーは古典的だからファンタジーなわけです (笑)。
池田さんは「ファンタジーって観念的でピュアなものだから、いろんな本質が露わになってくるところがあるんじゃないだろうか」と書いておられますが、確かにそういう面があると思います。金魚屋文芸誌時評陣の間で、『怪』や『幽』といった雑誌の評価が高いのもそのせいでしょうね。何かの本質が、わかりやすくピュアな形で示されていなければ、質の高いファンタジーにはならないわけです。
ところで川上弘美さんと松浦寿輝さんは、詩人の朝吹亮二さんを加えて3人で同人誌を出しておられるんですね。知りませんでしたぁ。皆さん、当然、詩を書いておられるんでしょうねぇ。今度、金魚屋詩人軍団に聞いてみよっと。石川は朝吹さんの詩はちょっと読んだことがあります。朝吹さんの詩、面白いですよ。どう面白いかっていふと、彼の詩はムチャクチャなんです (笑)。気になる方は詩集なんかをチェキラっ!。
PS.
オリンピック開会式、ちょっと見てしまひましたぁ。みんな楽しそうで幸せそうに見えました。スポーツいいなぁ。東京でもやってほしいなぁ。みんながんばってっ!。
■『No.002 小説TRIPPER 2012年夏号』 URL■