池田浩さんの文芸誌時評 『No.001 ジャーロ 2012 SUMMER (通巻45号)』 をアップしましたぁ。本格的推理作家、石持浅海さんの特集であります。
もうしわけないのですが、石持浅海さんについてはぞんじあげなかったので、wiki で調べてみました。1966 年愛媛県生まれで九州大学理学部卒、食品会社に勤めながら小説を執筆しておられるようです。まだ推理小説界のビックな賞は受賞されていませんが、何度も候補になっておられるので、近いうちに受賞されるだろう、推理小説界のホープの方のようです。
で、『ジャーロ』 ってむちゃくちゃ厚い雑誌なんですよねぇ。45 号はなんと 452 ページであります。売れっ子作家の方も書いておられますが、新人作家の作品を、思い切って掲載しておられます。なんとか独自のスター作家を育てようという姿勢がかいまみえて好感がもてます。
作品って、長くても短くても、けっきょくは小さな一つの器であります。最初に設定されたテーマの質によって、そのできがきまってしまうことが多いです。まあ、はっきりいうと、あんまりいじくりまわしてもそんなによくならないわけです (笑)。だから一定レベルを超えていれば、どーんと掲載してしまい、次の作品を書いてもらうっていうのも一つのやり方であります。『ジャーロ』 さんの編集方針、面白いと思いますぅ。
■『No.001 ジャーロ 2012 SUMMER (通巻45号)』 URL■