久しぶりに金魚さん(齋藤代表)のコンテンツアップであります。金魚さんは、各商業文芸誌の総括コンテンツだけ書いて、あとは別の評者の方におまかせするつもりのやうです。でもそれもちょっとさみしいですぅ。なんか一誌くらい担当されませんか。マジっすかってくらい、たくさん商業文芸誌刊行されてるみたいだし(笑)。
今回は角川書店の『野性時代』の総括コンテンツです。『野性時代』、僕が子供の頃にはけっこう話題の雑誌だったやうな気がします。角川映画全盛だったからかな。角川書店って、古本屋で半村良さんの文庫買った時に、帯に「累計一千万部突破」って書いてあったので、すげー驚いたことがあります。1000万部ぅっ?。まじっすか。本ってそんなに売れてたんだぁ。
僕の伯父さんに「パンチガイ」と言われてる人がいて、「パンチガイってなに?」と思ってたら、「平凡パンチの愛読者で、ワイルドな生活送ってたヤツのことだよ」と別の伯父さんが教えてくれました。これまたすげ~じゃん。週刊誌って、そんな影響力持ってたのね。伯父さん見ていても、今ひとつ「パンチガイ」がどんなものかわかりませんけど。
僕が子供の頃までは、「本を読まないとバカになる」とか、「知性が身につかない」って言ってた大人がいたように思いますが、近頃はぜんぜんそんな話は聞かなくなりました。マンガとかアニメ、映像コンテンツの質が上がったってことかな。別に本というメディアじゃなくっても、いろんな知識は吸収できますものねぇ。
でも逆にいえば、なんで本なの?っていう問いへの答えが、出版社や作家さんから聞こえてこないところに、近頃の出版不況の原因の一つがあると思います。大手出版は電子ブックに手を出し始めてますが、電子ブックなら売れるのかといったらそうじゃないでしょ。形態でなく、本の本質を考えなければならんと思うのであります。
とゆ~のは金魚さんの受け売りですぅ(笑)。「コンテンツは全部公開します。それでも読者が所有したいと感じる本を出すのが目標です。紙か電子かは問題じゃありません」というのが金魚さんの方針ですね。
おもしれ~こと言うじゃん、と僕はちょい無責任に思ってます(笑)。でもだから文学金魚の管理人やってるんですけど。情報公開、大事だと思います。情報をクローズドにすればするほど、これからのメディアは尻すぼみになると思います。